洋菓子のユーハイム、新しいビジネスを創造するシェアオフィスを名古屋・栄に、来春オープン
株式会社ユーハイムは、2021年3月4日に名古屋・栄に開業する複合施設「BAUM HAUS(バウムハウス)」の2Fフロアに、新しいビジネスを創造するオフィス「BAUM HAUS WORK(バウムハウス ワーク)」を開業すると発表した。「BAUM HAUS WORK」は、avatarin株式会社が独自開発したコミュニケーション型アバターロボット「newme(ニューミー)」をインフラとした次世代ワークスペースになる予定だという。
「BAUM HAUS WORK」の設備
「BAUM HAUS WORK」には、オフィスとフリーデスクスペース、ラウンジや会議室が設けられる予定だ。入居者はラウンジや会議室、オンラインミーティング用スペースの利用ができるほか、併設する「avatarpark(アバターパーク)」やアバターロボット「newme」を利用できる。ラウンジや1Fの「BAUM HAUS EAT」では、各種イベントを実施し、入居企業や会員企業とのコミュニケーションの場を創出する狙いだ。
入居者は、ワークライフバランスを支援する福利厚生サービスや上層階に株式会社エフ・ジェイ ホテルズが開業する「ホテルフォルツァ」の会員限定プランなどが利用できる。その他、登記ができるオフィス会員も募集しており、働き方に合わせた利用が可能だ。開業時のショールームではGROOVE Ⅹ株式会社が開発した「LOVOT(らぼっと)」も期間限定で体験できる。
「BAUM HAUS WORK」では、テクノロジーを身近に感じながら、利用者同士がコミュニケーションをはかることで価値観を共有し、新しいビジネスを創造するオープンイノベーションの場を提供していくという。
アバターロボット「newme」と共存するオフィス
「BAUM HAUS WORK」の大きな特徴であるアバターロボットについて、もう少し詳しく紹介する。2Fフロアには、アバターロボット「newme」と人が新しい関係を生み出す公園「avatarpark」を中心に、様々なサービス「avatarin experience(アバターイン エクスペリエンス)」を提供する。
「avatarpark」では、「人と人」、「人とnewme」、「newmeとnewme」の新しいコミュニケーションを体験することができる。ここでは様々なイベントが開催され、シェアオフィスの入居者、会員企業、一般のユーザーが、「avatarpark」を通じてコミュニケーションをはかり、ビジネスの未来を創造するオープンイノベーションの場を作り出していく。
また、アバターロボット「newme」はパーク内の利用にとどまらず、同施設内で実施されるイベントやパーティーに自宅から出席することも可能にする。時間がないなど様々な理由でイベントに出席できない人も、移動することなく参加することが可能だ。入居者のオフィスでは、リモートワーク中に「newme」で出社、出勤している職場の同僚とコミュニケーションをとり、仕事を進めることもできる。これにより、リモートワーク中の不安材料であったコミュニケーション不足も補え、これまでよりもスムーズなリモートワークが可能になる。
その他にも、「BAUM HAUS WORK」にはショールームが常設され、実際に訪問するのではなく、「newme」で訪問し、自身で操作してルーム内を自由に回りながら商談をすることもできる。名古屋エリアに拠点を持たない企業が、オフィスのスペースを支店として必要な時だけ利用することが可能で、別のエリアにいながらアバターロボットを使って、必要な時間だけお客様を招き、商談することもできるという。まさに、名古屋・栄のBAUM HAUSに様々な場所から繋がることで、「瞬間移動」を体験することができるのだ。
食の未来を創造する組織「フードテックイノベーションセンター」
フロア内にフードテック関連のスタートアップ企業を支援する会員組織「フードテックイノベーションセンター」の拠点も設置される。フードテックイノベーションセンターは、フードテック機器や新たなサービスの営業・販売を請負い、BtoBの市場に展開する会員組織だ。BAUM HAUS内には、ショールーム、POP-UPスタンドを開業し、会員企業は常駐するスタッフによるフードテック機器やサービスの展示、試験販売やフードテック機器のデモンストレーションなどを行うことができる。
また、フードテックイノベーションセンターの主催するイベントなどを通じ、フードテック関連企業とコミュニケーションがとれるため、ビジネスチャンスを広げていくことができる。オフィスに入居する中部電力ミライズ株式会社では、BAUM HAUS内の厨房設備を使ったHACCPの実証実験を行うなど、フードテックイノベーションセンターと連携をとり、様々な企業とシナジーを生み出していくという。
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