【神戸市×モビリティビジネスの「Mellow」】 キッチンカー開業希望者に「最大100万円の補助」、外食産業を支援
日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「TLUNCH」を展開する株式会社Mellow (メロウ)は、神戸市と連携しキッチンカー開業希望者最大5名に対して「最大100万円の補助」を行う支援事業「KOBEキッチンカーSTAND」を開始すると発表した。
新型コロナウイルスをきっかけに機動力のある飲食店の営業形態として注目が集まっているキッチンカー開業支援について、行政×民間企業としていち早く取り組み、開業から出店場所のサポートまでをメロウと神戸市が支援する。半年先、1年先を見据えた形で、夢の実現を応援するという。(主催:神戸市、運営事業者:メロウ)
取り組みの背景
新型コロナウイルスの影響により、飲食店の在り方の大転換が問われるなか、テイクアウト、デリバリーにも対応可能で、人のいる場所に移動して営業できるキッチンカー(※1)の需要が増している。こうした中、いかにスピーディーに、最小限のリスクで開業のスタートを切れるのかが求められている。
今回、キッチンカー開業希望者に対して「最大1人あたり100万円」を、キッチンカーの改修費用や営業許可申請手数料などとして補助することで、開業時の初期費用を大幅に低減する。また、開業時の事業計画やコンセプトの相談、車両製作におけるサポート、出店場所の紹介など、メロウと神戸市がサポート体制を構築し、「継続的にビジネスを行うことができる環境」を整備する。
※1: キッチンカー:飲食店の車両での移動販売業態。別名フードトラック。
取り組みの内容
●「KOBEキッチンカーSTAND」の支援内容
キッチンカーの開業から出店場所や集客などトータルサポートを行う。具体的には、以下の通り。
(1) キッチンカー改修費等を最大100万円補助
キッチンカーによる飲食店事業を開始するにあたり、必要な初期費用(キッチンカー改修費および営業許可申請手数料)に対して最大100万円まで補助する(補助率1/2)。開業コストを削減することで、開業のハードルを下げる。
(2) 出店場所の紹介
神戸市内を中心に、TLUNCHと神戸市が提供可能な出店場所を紹介する。多くのキッチンカー事業者が開業後に抱える「出店場所がない」という課題を解決する。
(3) 開業に必要な知識習得
開業前・開業後に必要な知識を習得してもらうために、「キッチンカー1日大学」を開始する。
・1年目:本プログラムでは、会計事務所の代表からの会計や経営に関する知識、現役キッチンカー事業者からの講義、デザイナーによるデザイン講義など開業前後で役立つ知識を講義形式で共有する。
・2年目:神戸市産業振興財団が実施する経営技術診断等専門家派遣事業を利用した場合に、自己負担経費を3回分まで補助する(1万円/回)。
(4) 集客支援
キッチンカーSTANDのHPやSNSでの支援対象者紹介や出店場所の告知、またTLUNCHアプリによる出店場所の告知など、開業後も集客をサポート。
●「KOBEキッチンカーSTAND」の説明会ほか
・説明会日程: 2020年5月28日(木)18:00~20:00/2020年5月29日(金)14:00~16:00
・説明会場所: オンラインで実施(詳細は説明会申込み後に連絡)
・本支援事業応募締切: 2020年6月5日(金)23:59まで
説明会、応募方法、支援対象者、今後のスケジュール、選考方法など、詳しくは特設ページにて要確認。
メロウの運営するフードトラックプラットフォーム「TLUNCH」とは?
「TLUNCH」(トランチ)は、ビルの空きスペースと個性豊かなフードトラックをマッチングし、シェフのこだわり料理が気軽に楽しめるランチスペースとして提供するサービスだ。曜日替わりにフードトラックが入れ替わるよう配車スケジュールを管理することで、“飽きないランチ”を実現している。
ユーザーには「いつ、どこに、何の」フードトラックがくるのかが分かる、専用QRコード決済を搭載した「TLUNCHアプリ」を提供している。一方、フードトラック事業者には、出店場所の売上や食数データを提供するなど、フードトラック業界のIT化を促進している。
オフィス街を中心に、大学、病院、物流倉庫、建設現場といった多様な営業場所を開拓し、今では首都圏および関西エリア、福岡市合わせて230ヶ所で営業している。全国展開を進め、累計流通食数350万食、累計流通総額25億円まで拡大し、オフィスワーカーのランチの選択肢の定番としてフードトラック文化を醸成している急成長中のサービスだ。
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