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手荷物預かりネットワークサービス・Bounceが1900万ドルの資金調達を実施、ヤマトHDやKDDIなど新規投資家が参加

手荷物預かりネットワークサービス・Bounceが1900万ドルの資金調達を実施、ヤマトHDやKDDIなど新規投資家が参加

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2024年12月4日、カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くBounce(以下、Bounce)は、1900万ドル・シリーズBでの資金調達ラウンドを発表した。このラウンドは、サンフランシスコのVCであるSapphire Sportが主導し、ヤマトホールディングスやKDDI株式会社を含む新規投資家が参加。また、既存の投資家であるAndreessen HorowitzとGeneral CatalystといったVCも引き続き支援している。

Bounceは2019年の設立以来、世界4,000以上の都市で13,000を超える手荷物預かりネットワークを展開しており、旅行者や地元住民に短期の荷物保管サービスを提供している。現在100か国以上の地元企業と提携し、収益源の多様化を支援している。

主要な鉄道駅や観光スポットの近くに店舗を拡大し、荷物保管とコインロッカー需要の高まりに応えるとともに、観光客や地元住民に便利なサービスを提供。企業側はBounceのプラットフォームを活用し、収益の可能性を最大化し来店者数を増やすことが可能となるビジネスモデルだ。

日本市場への進出

Bounceは2024年9月に東京オフィスを開設し、日本市場での急速な拡大を目指している。訪日外国人旅行者と国内旅行者向けに革新的な荷物保管ソリューションを提供し、東京、大阪、京都を含む主要都市にサービスを展開。

現在、日本チームのセールスおよびグロースポジションを募集しているが、全国に数百のパートナー拠点を構築済みで2025年以降にはさらなる拠点を拡大し、新たな収益源を提供する計画だ。

投資家のコメント

ヤマトホールディングス イノベーションおよび投資責任者 齊藤泰裕氏

「Bounceは、急成長するビジネスモデルを展開しており、当社としても投資に大きな意義を感じています。バウンスが日本の中小企業に新たな価値を提供するとともに、観光業の利便性向上にも貢献することを期待しています。」

KDDI株式会社 オープンイノベーション推進本部 本部長 中馬和彦氏

「日本ではインバウンド観光客数が急速に増加しています。しかし、観光客にとって必要なインフラはまだまだ整備されておらず、最適化が必要です。Bounceと共に観光客に快適な環境を提供し、誰もが世界中を不自由なく行き来できる未来の創造を目指します。」

Bounce CEO コディ・キャンディー氏のコメント

Bounce創設者兼CEOのコディ・キャンディー氏は、「シリーズBラウンドにおいて、日本の業界大手であるヤマトホールディングスおよびKDDIと提携できることを大変嬉しく思います。両社の豊富な日本市場での経験は、当社のプレゼンス拡大を後押しし、日本全国のパートナーおよびユーザーにさらなる価値を提供する基盤となります。」と述べている。

今回の資金調達および日本市場への進出は、手荷物保管の未来を切り拓く大きな一歩だ。革新的な技術とサービスを通じて、旅行者や地元住民の利便性を向上させる同社の取り組みは、今後も注目されることだろう。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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