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東洋製罐グループ×UACJ | アルミ缶水平リサイクル「CAN to CAN」の推進に向けて、業務提携契約を締結

東洋製罐グループ×UACJ | アルミ缶水平リサイクル「CAN to CAN」の推進に向けて、業務提携契約を締結

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東洋製罐グループホールディングス株式会社(東洋製罐グループ)は、アルミ缶水平リサイクルのさらなる推進を目指し、株式会社UACJと共同で検討を進めていく旨の業務提携契約を2月6日に締結した。

本業務提携は、両社の持つ技術やノウハウなどを活用し、環境面での価値を付加したアルミ缶を開発し、商品展開することを目指すものだ。また、アルミ缶水平リサイクル「CAN to CAN」をさらに促進するため、バリューチェーン全体で、使用済みアルミ缶の回収やリサイクルの促進活動についても、協業を検討していくという。

業務提携の背景

日本では、国内で消費されたアルミ缶のうち約97%がリサイクルされているが、缶胴・蓋トータルのリサイクルアルミの配合率は直近でも6割弱にとどまっているとされている。アルミ再生地金生産時のCO2排出量は新地金の約3%であり、リサイクル率をより高めることで、排出量を劇的に低減する効果がある。

今回、UACJと業務提携することで、これまで以上にスピーディーな商品開発が可能になり、環境配慮型のアルミ缶をよりグローバル、かつタイムリーに提供することが可能になる。本業務提携を通して、アルミ缶水平リサイクルのさらなる促進と、飲料容器サプライチェーン全体のCO2排出量の削減を目指していく考えだ。

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開する日本発の総合アルミニウムメーカーだ。グループ企業理念では、「素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」を掲げている。

UACJは、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し発足した。グループ内に板、自動車部品、押出、箔、鋳鍛、金属加工の6つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い産業分野にアルミニウム素材を供給している。

アルミニウム板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を活かしたビジネス展開を行っている。2022年3月期の売上高は7,829億円、グループ従業員は約9,600人だという。

東洋製罐グループについて

東洋製罐グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定した。グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進している。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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