ドクターズ×みずほ銀行|資本提携しデジタルヘルスプラットフォーム事業の拡大を加速
ドクターズ株式会社と株式会社みずほ銀行は、医療・ヘルスケア領域の新たな潮流であるデジタルヘルスの普及促進を通じ、個人のウェルビーイング向上に貢献するため、ドクターズが有する400人以上の専門医ネットワークが持つ医学的知見や医療現場目線を活用し、〈みずほ〉取引先企業のデジタルヘルスサービスの開発や普及、IoTデバイス等を通じた健康・医療データの利活用等を支援する、新たなビジネス基盤を構築・展開することを発表した。
また、同事業を加速させるため、資本提携を行い、ドクターズが実施する第三者割当増資をみずほ銀行が引き受けることで、パートナーシップの強化を図るという。
現在、デジタルヘルスへの関心の高まりにともない、あらゆる企業が、新しい医療ITサービスや治療支援アプリ、オンライン医療サービスの開発にチャレンジしている。しかしながら、医療の専門性や医療特有の環境要因により、真に医療現場で利用されるサービスを開発するためのハードルは非常に高く、またそのための医師の確保や円滑な共同研究も依然として難しい状況となっている。ドクターズは、総合病院の教授クラスの専門医をはじめとするデジタルイノベーションへの感度の高い医師を、「エキスパートドクター」として独自の基準によりネットワーク化することで、医療業界における従来の組織や団体、属人的なつながりを超えた立場から、ヘルステックベンチャー・医療機器メーカー・製薬会社・保険会社・その他産業分野の企業へ医療的知見を提供し、医療ビジネスの成功と本格的なデジタルヘルスの普及を支援している。
一方で、医療・ヘルスケア領域においては、テクノロジーを活用したイノベーションが進展しており、個人の健康意識や、企業の健康経営に対するニーズも高まっている。こうした医療・ヘルスケア領域の業界構造の変化を捉え、みずほ銀行は、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社や株式会社Blue Lab等のグループ各社と連携し、従来の金融の枠を超え、広く社会課題解決に向けた新規事業開発に注力している。
ドクターズは、みずほ銀行とデジタルヘルスを軸とした協業を行うことで、「オンライン医療支援プラットフォーム」を全国の〈みずほ〉取引先企業に提供し、医療・ヘルスケア領域の新規サービス開発及び普及促進を支援していくという。
同資本提携により取り組むデジタルヘルスビジネス
① 健康経営企業やその従業員と、デジタルヘルスサービス提供者との橋渡し
※自治体(スマートシティ等)・街づくり企業やその地域住民との橋渡しも実施
② 取引先企業に対する、医療・ヘルスケアDX支援機能の提供
③ 医療エコシステム(医療関連業界)への金融・決済機能の提供
④ ヘルスケアデータ(PHR:Personal Health Record)を活用したデータビジネス
ドクターズについて
ドクターズは、”医師の力✕ITの力”で、地域医療の発展と医療のデジタル化を加速させる「オンライン医療支援プラットフォーム」の構築を目指す。専門医を中心とした400人超のエキスパート医師と医療・ヘルスケア事業に精通したコンサルタントが、デジタルヘルスサービスの企画・開発から医療機関への流通・販売までをワンストップで支援し、出口戦略のある本格的なデジタルヘルスサービスの事業化と持続性のあるデジタルヘルスビジネスを実現する。ドクターズでは、独自の審査基準とガイドラインを定めており、これらにより選定されたエキスパート医師がそれぞれの専門科や経験に基づいて医療のリアリティに沿ったサービス化ができるようアドバイスすることで、事業の成功確率を高めることが可能に。
みずほ銀行について
みずほ銀行は、顧客との新たなパートナーシップにより、「金融そのものの価値」を超え、非金融を含めた「金融を巡る新たな価値」の創造に取り組んでいる。〈みずほ〉グループ各社の持つ知見やノウハウだけでなく、取引先企業とオープンに連携し、デジタルテクノロジー等を活用した社会課題解決に注力している。特に、医療・ヘルスケア領域におけるデジタル化の進展に〈みずほ〉として主体的に取り組むことで、新たな社会生活の創造に貢献していく。
関連リンク:プレスリリース