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周回衛星向け地上セグメントサービスプロバイダーのインフォステラが、シリーズBで7億円の資金調達を実施

周回衛星向け地上セグメントサービスプロバイダーのインフォステラが、シリーズBで7億円の資金調達を実施

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周回衛星向けGround Segment as a Service(GSaaS)プロバイダーである株式会社インフォステラは、宇宙フロンティアファンド(スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社)、三菱商事株式会社、伊藤忠商事株式会社、ネクスト新事業新技術1号投資事業有限責任組合(株式会社tb innovations)、みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合(みずほキャピタル株式会社)を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドにて総額7億円の資金調達を実施した。今回の資金調達で、グローバル事業ネットワークを持つ事業会社との資本提携を行うことにより、今後のインフォステラ事業のグローバル展開を加速していくという。

今回の資金調達によりインフォステラの累積資金調達金額は総額19.4億円に到達した。

2021年中の最終クローズに向けて、既存投資家及び新規投資家との協議を継続していくという。

なお、2020年3月に発行した新株予約権付社債の引受先である、大和エナジー・インフラ株式会社、三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合(三菱UFJキャピタル株式会社)、三菱HCキャピタル株式会社が、同資金調達と合わせて、新たにインフォステラの株主に。

2020年3月の資金調達以降、地上局プラットフォーム「StellarStation」を通じた衛星通信用地上局サービスのグローバル展開のために、「StellarStation」の機能改善に取り組んできた。2021年1月には、軌道上の衛星と実証実験を成功し、2021年5月以降、商用衛星向けのダウンリンクサービスを欧州政府系機関向けに提供している。また、2021年6月には、AWS Ground Stationとの提携により「StellarStation」を通じた同社地上局の提供に向けた取り組みを開始した。


今回の調達資金をもとに、(1)「StellarStation」を通じて提供可能な地上局数増加のための開発体制、(2)主に米国市場への進出に向けた営業体制、(3)顧客数増加に伴う運用体制、の強化のための人材の採用を進める予定だという。

各投資家からのコメント

■スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社 代表取締役社長 見學信一郎氏

「2020年代は衛星データの利活用が地球上の様々な社会課題を解決していく10年となるだろうと考えています。その実現に向けて、多くの衛星運用事業者が抱える地上局との衛星通信の確保という課題に対して、インフォステラは従来にない柔軟性と拡張性を齎すものと期待しています。本邦ニュースペース産業のまさしくフロンティアを切り拓いていただきたいと願っています。」

■三菱商事株式会社 常務執行役員 複合都市開発グループCEO 鴨脚光眞氏

「小型低軌道衛星の活用による宇宙空間・地上双方でのデータ活用・関連サービスの事業化が進む状況下、インフォステラ社が提供する柔軟性と拡張性に優れた地上局ネットワークは、宇宙空間と地上を結ぶデジタル・インフラ構築に不可欠です。弊社は、データセンター事業やASEANでの大規模な都市開発事業等、国内外におけるプロジェクトで、グリーン電源、AI活用によるエネルギー効率化、地上局ネットワークとの接続による都市のコネクティビティ向上に取組んでいきます。」

■伊藤忠商事株式会社 常務執行役員 情報・金融カンパニープレジデント 新宮達史氏

「今後、低軌道衛星を中心とした市場の拡大に伴い、地上局の需要は急増すると考えています。優れた技術力とユニークなビジネスモデルを持つインフォステラは世界中の地上局と衛星をつなぐプラットフォームを有しており、今後の宇宙・衛星産業に欠かせない存在になると考えております。当社グループが有する宇宙・衛星分野における長年の知見とグローバルネットワークを活かし、インフォステラのさらなる躍進を支えるべく共に事業を推進して参ります。」

■株式会社tb innovations 代表取締役社長 高賢敃氏

「インフォステラは、人類社会に宇宙をより身近なものにすることを目指し、成長する宇宙衛星産業においてユニークかつ競争力のあるビジネスモデルで地上局プラットフォームサービスを通じて世界中の顧客に価値を提供しております。東京貿易グループのtb innovationsは、インフォステラのビジョンに共感し、今回の出資をきっかけにインフォステラの成長を支援し、密に連携を進めながら更なる宇宙産業の発展と将来の事業想造に貢献して参ります。」

■みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長 大町祐輔氏

「株式会社インフォステラ様が展開されているクラウドベースの地上局プラットフォーム「StellarStation」は、人工衛星と地上局との通信アクセスの煩雑さを大幅に軽減し、人工衛星運営者の悩みを解決する画期的なソリューションです。「StellarStation」は、宇宙ビジネスの今後の発展を力強く支えるサービスになるものと確信し、今回出資をさせて頂きました。倉原社長様をはじめとする株式会社インフォステラの皆様と共に、みずほキャピタルは、宇宙ビジネスの更なる発展に貢献して参ります。」

関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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