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山口県内の地域・行政課題を解決するプロジェクト「シビックテックチャレンジ YAMAGUCHI」 | 実証実験に挑むスタートアップ企業7社を発表

山口県内の地域・行政課題を解決するプロジェクト「シビックテックチャレンジ YAMAGUCHI」 | 実証実験に挑むスタートアップ企業7社を発表

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アーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)(事務局:特定非営利活動法人コミュニティリンク)は、山口県および県下の4自治体とともに協働実証実験「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」に参加するスタートアップ企業の審査を行い、採択する7社(7課題)を決定したことを発表した。実証実験は9月末から準備を開始し、来年1月に実験を終え、年度内には報告をまとめる見込みだという。


「シビックテックチャレンジ YAMAGUCHI」とは

「シビックテックチャレンジ YAMAGUCHI」は、スタートアップ企業等と山口県下の行政・県民が協働して、デジタル技術を活用して地域・行政課題を解決するプロジェクトで、今回が初めての取り組みとなる。

 アーバン・イノベーション・ジャパンはスタートアップ企業との協働実験を通じて自治体が抱える社会課題を解決するプロジェクトで、これまで神戸市、名古屋市をはじめとする全国14の自治体とプロジェクトに取り組んできた。「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」は、アーバン・イノベーション・ジャパンとして初めて県単位で取り組むプロジェクトで、全国でもユニークな枠組みで行われる実証実験となる。

今回は、市町及び県庁各部局の抱える諸課題について、共に解決に取り組む企業の募集を行ったところ48社からの応募があり、このたび協働企業として下記の7社を決定したという。今後、行政と企業が協働して、住民参加による実証実験等を行う(2022年1月終了予定)。

 ※主催:一般財団法人 山口県デジタル技術振興財団

※運営:シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI 事務局(山口県総合企画部デジタル推進局、NPO法人コミュニティリンク(アーバン・イノベーション・ジャパン事務局))

 

実証実験を行う課題(テーマ)と採択企業

課題1)聴力の弱い方ともスムーズな意思疎通ができる相談支援ツールの開発

 職員も聴覚障害者もお互いに内容をうまく伝えることができず、もどかしさを抱えている。聴覚障害者との円滑なコミュミケーションが取れるようなしくみづくりに取り組みたい。

所管課:阿武町 健康福祉課

採択企業:株式会社アイシン(愛知県)


 

課題2)全長1,200kmの市道メンテナンスを官民まるごとDXしたい! 

市道の修繕等に関する対応は、アナログ的な対応処理で保存・活用する仕組みがなく、経験も蓄積されない状況であり、一連の処理をデータ化して、他の現場や将来に繋げたい。

所管課:周南市[道路課]

採択企業: あっとクリエーション株式会社(大阪府)

 

 

課題3)近くの公民館(出張所)をもっと便利に。誰もが使いやすいオンライン窓口を作りたい!

市役所本庁の窓口まで来なくても、最寄りの公民館(出張所)で、制度の問合せや相談を受けられるようにし、市民の負担を軽減させたい。

所管課:防府市[地域振興課]

採択企業: 株式会社ワイズ・リーディング(熊本県)


 

課題4)スマホで完結!粗大ごみ申込の市民負担を減らすツールの開発

デジタル技術の活用を通じて、粗大ごみの収集申込みの利用者の不便の解消と、職員の内部業務の効率化を図りたい。

所管課:山口市[デジタル推進課・清掃事務所]

採択企業: 株式会社 G-Place(京都府)


 

課題5)衛星・ドローンを活用し、農地の作付状況をスマートに把握したい!

田や畑の活用状況は、ほ場を1枚ずつ歩いて目で状況を確認しているが、調査が夏に集中していることや、現地案内する関係者も高齢者が増えるなど、負担が増している。現地に行かずに作付け状況を確認したい。

所管課:山口県農業振興課

採択企業: サグリ株式会社(兵庫県)

 

課題6)主要観光地の訪問者数をタイムリーに把握し、観光対応に活かしたい!

主要観光地の訪問者数や人流の情報を、タイムリーに把握することで、より的確で効果の高い観光施策を打ち出す。

所管課:山口県観光政策課

採択企業: Intelligence Design 株式会社(東京都)


 

課題7)ナッジやゲーミフィケーションで、子どもたちの環境学習を行動変容につなげたい!

小学校等で子ども向けに環境学習をしても、行動を起こす子どもは少ない。これを行動変容にまでつなげたい。

所管課:山口県環境政策課

採択企業: 株式会社TAGRE(東京都)


 

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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