採血のいらない非侵襲血糖値センサーのライトタッチテクノロジー、総額1.2億円の資金調達を実施
世界初の採血のいらない非侵襲血糖値センサーの開発を行うライトタッチテクノロジー(Light Touch Technology: LTT)株式会社(以下:LTT)は、テックアクセルベンチャーズ、GA投資組合、フューチャーベンチャーキャピタルの各社が運営するファンドを引受先としたプレシリーズAラウンド第三者割当増資により総額1.2億円の資金調達を実施した。今回のプレシリーズA資金調達ラウンドの完了により、2017年の創業以来の資金調達総額は補助金等を含めて約3億円となった。
LTTは糖尿病患者の人々の採血による血糖値測定に際する苦痛・ストレスの緩和、感染症リスクの低減、並びに糖尿病予備軍、健常者の血糖値管理よる糖尿病予防を目標として、赤外線レーザーを応用した採血のいらない非侵襲血糖値センサーを開発しているが、今回調達した資金により、量産化に向けた試作器の開発を行い、臨床試験、薬事承認に向けた展開を加速させるという。
世界で4億人を超える糖尿病患者は、1日4-5回、指などを針で穿刺する採血型自己血糖値センサー(SMBG: Self-Monitoring of Blood Glucose)を用いて血糖値を測定しなければならず、痛みや精神的ストレス、さらに感染症の危険を伴うなどの多くの問題をかかえている。LTTは、最先端レーザー技術により、従来光源と比較して、約10億倍の明るさの高輝度赤外線レーザーの開発に成功し、非侵襲血糖測定技術を世界で初めて確立した。採血なしに約5秒で血糖値を測定することが出来るため、糖尿病患者の人々はもちろん、健常者による気軽な血糖値管理に活用することで、糖尿病人口の増加抑制、年々増加する医療費や介護費の削減とともに、健康寿命の延伸を目指す。
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