神戸市 × 渋谷区 | スタートアップ支援で連携協定締結、“新しい働き方”と“ライト”な起業文化を育てる官民連携プロジェクト始動
神戸市と渋谷区は、2020年に内閣府による「グローバル拠点都市」に選ばれた都市であり、スタートアップ・エコシステムの構築を目指している。今回、それぞれ進めてきた“起業家への支援”を連携するべく、2021年7月6日に連携協定を締結した。本協定により、VCや起業家コミュニティ、実証実験のフィールドなど、お互い持ち得なかった支援環境を補い合うことで、スタートアップ・エコシステムの構築に向けた支援を加速する。
また、第一弾プロジェクトとして、東西で新しい働き方を求めるスタートアップ人材が相互に交流し、プロジェクトチームを作り、新たな価値創造に取り組むプログラム『NOROSI Startup HUB(ノロシ・スタートアップ・ハブ)』を開始する。
連携協定の具体的内容
神戸・渋谷の起業家やエンジニア・クリエイティブ人材等の交流を促し、起業コミュニティの形成を支援する。また、新型コロナウイルスによる社会構造の変化が進み、遠隔地同士のコミュニケーションがシームレスになるなか、実験都市「神戸」と起業家が集う街「渋谷」を繋ぐことで、だれでも“ライトに”起業できる環境づくりを進める。
【連携協力事項】
(1)起業家育成、支援等に関すること。
(2)起業家、エンジニア、クリエイティブ人材等の交流に関すること。
(3)スタートアップ事業の実証実験の支援に関すること。
(4)両者が支援する起業家並びにスタートアップのPRに関すること。
(5)女性起業家支援に関すること。
趣旨・経緯
神戸市は、2020ビジョンで掲げた「若者に選ばれるまち」の実現に向け、若者にとって魅力的な仕事の創出や、起業しやすい環境づくりを推進するために、2016年から積極的にスタートアップ支援に取り組んできた。2025ビジョンでは、この活動をさらに加速させるため「5年間で1000社の支援」を目標に掲げている。市民が心豊かに過ごせるまちづくりを目指し、これまで以上のスピードや規模でスタートアップ支援を推進していくには、様々なステークホルダーとの連携が不可欠だ。
一方、渋谷区は、国内におけるITスタートアップの聖地の1つとして、充実したスタートアップコミュニティが存在する。ダイバーシティとインクルージョンを根幹とした基本構想の中で「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」を未来像とし、産業観光分野においては「ビジネスの冒険に満ちた街へ。」というビジョンを掲げ、2020年1月から外部人材を投入しスタートアップ支援事業を開始。スタートアップと行政による官民連携の動きを加速させるなど、更なるスタートアップ・エコシステムの発展に向けた取り組みを進めている。
そうした両市区の連携を通じ、スタートアップコミュニティの交流・活性化、実証実験の場の提供など、互いのリソース・アセットを掛け合わせることで、各市区の単独の活動では実現できないスピード・規模で、更なるスタートアップ・エコシステムの発展を実現させていくことを目指す。
第1弾プロジェクト「NOROSI Startup HUB」について
(1)内容
誰もがライトに起業できる文化を、渋谷・神戸の東西融合で生み出し、定着させるための官民連携プログラム。起業や新事業開発に取り組む方々が、組織や立場の垣根を超えて、プロジェクト参画で出会い、互いの能力を掛け合わせて新たな価値を生み出すことを目的とする。アイデアを持つ“チャレンジャー”と、スキルを持つ“チームメンバー”とでチームを組み、渋谷・神戸の遠隔でプロジェクトを推進していく。
(2) 募集期間・応募方法
■募集期間:2021年7月6日(火)随時募集開始
■応募方法:専用サイトより必要事項を入力のうえ申込み
(3)実施体制
■主催:株式会社アドリブワークス(ウェブサイト)
■共催:神戸市・渋谷区
※詳細は以下プレスリリース、および専用サイトにて。
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