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名古屋大学医学部附属病院 × Acompany | 「秘密計算」技術を活用した、病院経営分析に関する共同研究を開始

名古屋大学医学部附属病院 × Acompany | 「秘密計算」技術を活用した、病院経営分析に関する共同研究を開始

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国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学医学部附属病院(名大病院)と、株式会社Acompany(アカンパニー)は、「秘密計算」技術を活用した病院経営問題を対象とする研究に関し、2021年6月14日に共同研究契約書を締結したと発表した。これにより、多くの病院が抱える経営資源最適化の課題に対し、複数の施設から安全にデータの収集、分析を行える秘密計算(※1)を用いて解決を目指すという。

※1: 秘密計算とは、秘匿化した情報に対してそのまま計算処理を行うことが可能な技術。

背景・目的

名大病院は、医療介護総合確保法に基づきH29年度より愛知県「高齢者疾患医療連携体制事業」において、DPC調査データ分析の取り組みを実施している。本取り組みにおいて、DPC調査データの分析結果から、地域別での病院経営状態の把握などにも有用であり、病院経営視点においても地域毎の経営的指標を得られるニーズが高いことが確認できた。こうした背景からDPCデータのみならず、分析対象データを拡張することで、より有用な分析結果を得ることが期待されている。

しかしながら、病院経営にまつわるこれらのデータの収集は、経営状態が外部に対し明らかになってしまう懸念や情報漏洩リスクといった観点から実施が難しい状況にある。そこで本研究では、Acompanyが開発を進めてきた秘密計算技術を用いて、DPCデータや医療情報を秘匿したままのデータ分析を行うことで、これらの課題解決に取り組むという。

本研究の内容

名大病院が実施した愛知県データ分析事業によって得られた研究知見・ノウハウと Acompany が保有する秘密計算技術を利用した共同研究を行う。今回、複数の医療施設から収集したDPCデータや医療情報などの外部公開が難しいデータを対象に、秘密計算を活用することで情報を秘匿したままの状態で分析可能であるかを検証する。

これにより、名大病院の医療データ分析ノウハウを基にして、複数の病院が保有する医療情報を対象にしたデータ分析を広く提供していくことが可能になる。また、Acompany が開発する秘密計算アルゴリズムと名大病院のノウハウに加え、DPCデータのみならず様々なデータに対象を広げることで、救命救急搬送の需要予測などのような病院経営において有用な分析につなげていきたい考えだ。


今後について

名大病院は本研究を通じ、理念である「診療・教育・研究を通じて社会に貢献します」のもと、基本方針である「地域と社会に貢献します」を実現していく。また、Acompany は秘密計算技術を軸に、利活用が難しいデータに対する安全な利活用ソリューションを提供し、日本のICTやデータ利活用を推進することで、一人一人が安心できるデータ活用社会を実現する。

株式会社Acompanyとは

株式会社Acompanyは、「プライバシー保護とデータ活用を両立させる」というミッションのもと、プライバシー情報や機密情報などの活用が難しいデータに対し秘密計算技術を軸に、プライバシー保護とデータ活用の両立を実現する名古屋大学及び名古屋工業大学発スタートアップだ。主に、独自開発の秘密計算エンジン「QuickMPC®︎」の提供とプライバシー保護、およびセキュリティに関するソリューションを展開している。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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