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建設テックのクラッソーネ、約8億円の資金調達を実施。解体業界のDX推進と空き家問題の解決に貢献

建設テックのクラッソーネ、約8億円の資金調達を実施。解体業界のDX推進と空き家問題の解決に貢献

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解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」を開発・運営する株式会社クラッソーネは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、Bonds Investment Group株式会社を引受先とする第三者割当増資により、総額約8億円の資金調達を実施した。今回の調達により、クラッソーネの累計資金調達額は約9.5億円となった。

資金調達の目的と今後の展開

同社は、「豊かな暮らしで人々を笑顔に」をミッションに、解体工事領域で施主と工事会社を直接つなぐマッチングプラットフォームとして、解体業界のデジタル化(DX)を推進する、一括見積もりWebサービス「くらそうね」を展開している。これまで、累計3万8,000件以上(※1)の見積もり依頼実績があり、施主と工事会社の双方を支援してきた。

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社は、イノベーションを促進することで日本の国際競争力の向上を目指し、日本が直面する産業及び社会課題の解決を目指すことをミッションとした政府系ファンド。産業革新投資機構(JIC)の1号ファンドとして2020年7月に設立された。今回、社会課題である空き家問題を解決する解体業界の先駆的なプラットフォーマーとして、業界のDXを推進し、SDGsに貢献しうる点が評価され、クラッソーネへの出資に至った。既存株主であるBonds Investment Group株式会社については、前回ラウンドでの出資に引き続き、業界革新に期待できる企業として今回も同社への追加出資を決定した。

今回の資金調達により解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」のブランド認知拡大、開発体制強化を推進し、さらに事業を拡大していくという。

(※1)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む

出資者一覧

・JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合(JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社)

・BIG2号投資事業有限責任組合(Bonds Investment Group株式会社)

出資者からのコメント

■JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 代表取締役社長CEO 鑓水 英樹氏

人口減少に伴う空き家の増加は、我が国の社会課題、SDGsに関連する環境問題として、年々顕在化のスピードを速めています。クラッソーネ様は、創業以来、技術と業界知見を武器に、長年にわたりこの社会課題の解決に挑み、全国の工事会社様との相互信頼のネットワークを築いてこられました。弊社は、当社が開発提供するプラットフォームサービス「くらそうね」は、解体工事業界のDX化を促進し、当社のみならず、施主様、工事会社様、国や地域社会の皆様にとって有益な、四方良しのサービスに成長する事を確信し、この度出資を決定致しました。

弊社はこのようなベンチャー企業への支援を通じ、日本の幅広い産業へのリスクマネーの呼び水効果となることを目指しています。

■Bonds Investment Group株式会社 パートナー 日野 太樹氏

ご縁があってシード段階から投資させていただき、株主として、ともに挑戦し成長してきたクラッソーネの更なる事業成長に期待し、追加投資させていただきました。

DXがここまで上手くいった企業も珍しいのではないかという印象です。日本の大きな社会課題である建物の解体市場、およびその先の「豊かな暮らし」へのソリューションとして、更なる事業発展と、より社会へ貢献していく企業になることを楽しみにしており、引き続き、クラッソーネを支援していきたいと思います。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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