小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の開発を行うオリィ研究所、総額5億円の資金調達を実施
株式会社オリィ研究所は、日本電信電話株式会社(以下「NTT」)、および川田テクノロジーズ株式会社を引受先とした第三者割当増資により総額5億円の資金調達を実施した。
▲上写真:分身ロボット OriHime
オリィ研究所は孤独の解消を理念とし「たとえ外出困難や寝たきりになっても、誰もが社会に参加できる未来をつくる」をコンセプトに、遠隔操作で自由自在に動かせる小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の開発を行っている。その他、視線入力システムによる意思伝達装置「OriHime eye+Switch」、遠隔操作での肉体労働を実現する「OriHime-D」の開発とそれを用いた分身ロボットカフェの実施、外出困難者の新しい働き方を開拓することを目的とした「アバターギルド」などの製品・サービスを提供している。
今回「コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消する」という理念において、NTTおよび川田テクノロジーズと想いを一つとしたことから、両者との間でそれぞれ資本業務提携を行うに至ったという。
今回の資金調達によって、今後計画されている新プロダクトの量産体制、ハードウェアおよびサービスの開発体制、営業・マーケティングの人材採用を強化し、外出困難者の就労支援事業の推進、分身ロボットOriHimeの普及、及び将来に向けた研究開発に注力するという。
さらに、NTTおよび川田テクノロジーズとの強固なパートナーシップを構築することで、よりユーザーに求められるサービス・プロダクトを構築し、それらの社会実装を加速させていくという。
<企業概要>
会社名:株式会社オリィ研究所
事業内容:コミュニケーションテクノロジーの研究開発および製造販売
会社名:日本電信電話株式会社
事業内容:NTTグループ全体の経営戦略の策定及び基盤的研究開発の推進
会社名:川田テクノロジーズ株式会社
事業内容:鋼製・PC橋梁及び建築鉄骨の設計・製作・架設・据付、一般建築・システム建築、土木建設関連ソフトウェア開発等を営むグループ企業の経営計画・管理並びにそれらに付随する業務
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