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【TECHWAVE×eiicon】Osaka Metroが土木構造物点検に狭隘部ドローン点検スタートアップと共創

【TECHWAVE×eiicon】Osaka Metroが土木構造物点検に狭隘部ドローン点検スタートアップと共創

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イノベーターやテクノロジーにフォーカスしたニュースメディア「TECHWAVE」とeiiconによるコラボレーション企画がスタート。国内外のオープンイノベーションにまつわるトピックを紹介していきます。


ドローン技術が注目され初めてからはや数年。ドローン運輸宅配事業が法的整備などの理由で日の目をみない中、急速に拡大しているのがメンテナンス領域である。

Osaka Metroは、ドローン技術応用のスタートアップ「アイ・ロボティクス」社と共同で、マイクロドローンを使った駅ホーム天井裏の点検作業を開始した。

使用されているマイクロドローンは幅約10cmで、重さは約100g。手のひらにすっぽり収まるサイズだ。ここに360度全天球を撮影できるカメラを搭載。

必要に応じて、4方向を照らすLEDライトや高精細映像を記録できる4Kカメラの搭載も可能だという。

実際の作業効率は、YouTubeで公開されている動画を見れば明らか。人間が入り込めないような狭隘部をスムーズに移動することがはっきりわかる。また、360度全天候カメラを使用することにより、立体的に内部の状況を把握しやすくなっている。

アイ・ロボティクス社は2016年11月に創業。ドローン技術の古参で応用力に定評があり、ロボットによる遭難救助技術コンテスト「ジャパン・イノベーション・チャレンジ」での有償を機に法人化を果たしている(https://techwave.jp/archives/irobotics-win-japan-innovation-challenge-24177.html)。

現在、茨城県河内町にドローン実証実験の集積地となる研究・メンテナンスセンター「ドローンフィールドKAWACHI」を自治体と共同で運営するほか、点検・調査を目的とした高所作業用ソリューション・サービス等を展開している。

Osaka Metroと共同で展開する点検作業は、2020年2月中旬から開始しており、すでに点検時間の短縮や、保守作業員の負荷軽減や効率化に貢献している。

【関連URL】

・駅のホーム天井内の点検に手のひらサイズのマイクロ・ドローンを導入します | Osaka Metro

https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20200131_microdrone.php

僕はこう思ったッス by 増田(maskin)真樹 @TechWave

一つのプロダクト&サービスを拡大するのではなく、技術応用力をベースとした総合力でテクノロジーのイノベーションを起こそうという取り組みの一つ。ドローンを飛ばしてカメラで撮影するだけではなく、付加価値を組み合わせて実現している点に注目。なお、マイクロドローンは、ドローンレースなどに使用されている筐体や技術を応用しているとのこと。

■増田(maskin)真樹 / Editor In Chief at TechWave.jp

1990年代初頭から記者としてまた起業家として30年以上にわたりIT業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジに所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア(スペイン)の元日本編集長を経て現在に至る。

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