三菱地所など4社、自律飛行ドローンによる地下トンネル内の点検実験を実施
三菱地所株式会社、丸の内熱供給株式会社、ブルーイノベーション株式会社、株式会社 Liberawareは、街の重要なインフラの点検業務の効率化に向けて、東京都千代田区の複合ビル「丸の内オアゾ」周辺の地下に位置し、エリアのオフィスビルの空調用エネルギーを供給する熱プラント間を結ぶ熱供給用洞道にて、自律飛行ドローンを用いた点検実験を実施した。今後、「日常点検の効率化」、「ドローンと人の分担点検による点検の質向上」が期待される。
従来、ドローンは屋外で飛行させることを想定して開発されており、一般的には GPS を使った位置制御技術が用いられている。今回の実験は、GPS 信号が届かない地下空間でドローンが自らの位置を認識し、さらに洞道という狭小な屋内空間にて自律飛行を行うため、技術的な難易度が非常に高い実験となる。
三菱地所は、多様な人・企業が集い、交流することを通じて進化していく街を目指し、丸の内エリアの「オープンイノベーションフィールド」化を進めている。これまで「EGG JAPAN」「Global Business HubTokyo」「3×3 Lab Future」「FINOLAB」等多様な人と人との交流を促す各施設の設置、ビジネスクラブ「東京 21c クラブ」の運営等、スタートアップ企業の活躍する場を創出してきたが、これらの取り組みをさらに加速させると共に、先進技術やテクノロジーを用いた実証実験を積極的に行う等、エリアの機能向上を目指して行くという。
<実験概要>
■場所:丸の内熱供給/洞道 (丸の内一丁目センター - 三菱信託ビルサブプラント間)
■実験日:2018 年 2 月 6 日(火)
■内容:地下の非GPS環境、通路幅が60cm ほどという狭小空間で、周囲の配管に衝突することなくドローンが自動航行し、洞道内を往復し、洞道内の様子を動画撮影。
<実験イメージ>
<実験場所地図>
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)