エクサウィザーズ×三井不動産リアルティ | AIによりマンションの推定価格を算出する「リハウスAI査定」を共同開発
株式会社エクサウィザーズと三井不動産リアルティ株式会社は、所有マンションの推定成約価格をAIにより即時に算出して提示するシステム「リハウスAI査定」を共同で開発し、2019年12月16日(月)より三井不動産リアルティが運営する「三井のリハウス」Webサイトにて公開することを発表した。
開発の経緯
三井不動産リアルティは、マンションを所有する人が将来住みかえをする時にマンションの売却活動や購入物件の選定をスムーズにスタートできることを目指して、いつでも気軽にWeb上で所有するマンションの推定成約価格を把握できるサービスを2016年11月から提供している。そしてこのたびの共同開発により推定アルゴリズムを刷新し、マンションを所有するより多くの人に、より精度の高い情報を提供することが可能となったという。
同システムについて
このたび共同開発した「リハウスAI査定」は、33年連続全国売買仲介取扱件数No.1(※1)の三井不動産リアルティで実際に取引された膨大な成約事例をAIが学習し、立地・グレード・階数・向きなど住戸の特徴に応じて推定成約価格を算出することで、首都圏1都4県でMER4.89 %、首都圏エリア以外を含む全国ではMER5.34%という高水準の精度を達成(※2)。また、首都圏だけでなく「三井のリハウス」の展開エリアである全国18都道府県(※3)の約30,000棟のマンションを対象とした推定成約価格の算出を実現した。
(※1)三井不動産リアルティグループは’86年度~’18年度の33年連続全国売買仲介取扱件数No.1。
(※2)MER:機械学習により算出した推定成約価格と実際に成約した価格との差額(誤差)の絶対値を当該成約価格で除した値を誤差率とし、その誤差率の中央値をMER(Median Error Rate:誤差率中央値)としている。MERの値が小さいほど推定精度が高くなる。今回のMERは過去に成約事例がある物件を対象に実証実験を実施し、物件の築年数を限定せず算出したもので、2019年11月1日時点の数値。
(※3)北海道、宮城県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、広島県、岡山県、福岡県
「リハウスAI査定」概要
「リハウスAI査定」は、所有するマンション名と部屋番号をWeb上で入力することで、利用者の専用ページ上で、実際に取引された成約事例をもとに自動で推定成約価格を提示、さらには周辺で購入を検討している人数などの情報を即時に提供するシステム。
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(eiicon編集部)