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帝国データバンクと企業業績予測AI提供のゼノデータ・ラボが業務提携、未上場企業の業績予測サービスを開始予定

帝国データバンクと企業業績予測AI提供のゼノデータ・ラボが業務提携、未上場企業の業績予測サービスを開始予定

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株式会社帝国データバンクと企業の業績への影響を予測するSaaSサービス「xenoBrain」(ゼノブレイン)を開発する株式会社xenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)は、業務提携契約を締結したと発表した。両者は協業により、帝国データバンクが作成する全国40万件以上の未上場企業調査報告書をゼノブレインに取り込んで解析、ゼノブレイン上で未上場企業の将来業績の予測情報を提供するサービスの開発に着手するという。

提携の背景

帝国データバンクは119年以上の長きにわたり日本企業の信用調査を行ってきた、日本最大手の信用調査会社だ。全国83カ所に拠点を持ち、主に調査対象企業への直接取材を中心として180万社以上の信用調査報告書を作成し、日本企業の取引先管理・企業分析シーンを支えてきた。

一方、ゼノデータ・ラボは、AIを利用したSaaSサービス「ゼノブレイン」を開発・提供する会社だ。ゼノブレインは、経済ニュースや決算情報に含まれる過去の経済事象の連関から、企業の利益影響をAIが自動で分析し、業績予測を行うことを特徴としている。

特許取得済みの高度な自然言語処理技術がゼノデータ・ラボの強みだ。文章中から意味を把握し構造化データに落とすことで、経済ニュースの因果関係を可視化し、上場企業の決算短信や有価証券報告書の解析結果と組み合わせることで、経済にまつわる出来事があった際に、その前後にはどんな事象が発生し、上場企業の業績がどのように変化するかを予測している。

協業の内容

取引先調査、融資、M&A、その他様々な企業分析シーンにおいて、未上場企業についてはほとんど開示義務がないためアクセスできる公開情報が非常に少なく、帝国データバンクなどの信用調査会社によるレポートが未上場企業分析における主要な手段として用いられてきた。

今回の業務提携により、帝国データバンクの40万社以上の豊富で信頼性の高い未上場企業調査報告書を、ゼノデータ・ラボの高度な自然言語処理技術で解析し、ゼノブレイン上の既存の解析結果と組み合わせることで、国内初となる経済ニュースによる未上場企業の業績予測サービスを来春提供開始予定だ。また、ゼノデータ・ラボが解析した未上場企業の将来予測情報を帝国データバンクのサービス上でも提供する予定だという。

(1)ゼノブレイン上での解析結果データを提供

今までゼノブレイン上で提供する予測データは上場企業約3,800社のみだったが、今回の業務提携により提供を受ける未上場企業調査報告書のデータを自然言語処理解析し、ゼノブレイン上で40万社以上の未上場企業の将来予測情報を提供する予定だ。

(2)APIなどでの解析結果データを提供

主に銀行など金融機関に対し、APIなどの方法でデータを連携していく。これにより、顧客が持つシステムでゼノデータ・ラボの分析結果を利用することが可能となる。

(3)帝国データバンクサービス上での解析結果を提供

帝国データバンクの提供する各種サービス上で、経済ニュースによる未上場企業の将来予測情報を提供することを検討する。

※関連リンク:プレスリリース

(eiicon編集部)

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