【イベントレポート】富士通アクセラレータプログラム 第3期ピッチコンテストにいってきた!
こんにちは。eiicon co-founderの田中です。今回は10月14日に開催された富士通アクセラレータプログラム 第3期ピッチコンテストにおじゃまさせていただきました! (写真は、プログラム仕掛け人の徳永 奈緒美氏<写真中央>・塩谷 愛氏<写真左>と気合いのポーズ!)
■富士通アクセラレータプログラムについて:
▲「富士通アクセラレータプログラム」を運営するグローバルマーケティング部門 部門長である執行役員常務 阪井 洋之氏
『革新的なスタートアップの技術・製品と富士通グループの製品・ソリューション・ サービスを組合せ、オープンイノベーションで世の中へ新たな価値を提供する』を目的に運営されている富士通アクセラレータプログラムは今回で3回目の開催。
▽富士通アクセラレータプログラム
http://www.fujitsu-innovate.jp/
累計で応募企業数は約100社。ソニックス株式会社、Mobingi, inc.、カレンシーポート株式会社、ユカイ工学株式会社など、これまで約20社との協業をすすめているプログラムです。
今回の募集カテゴリは下記の4つ。
A)クラウドサービス(PaaS、SaaS)
B)AI/IoT/ロボット/ブロックチェーン関連の技術・サービス
C)バーティカル領域の技術・サービス(Fintech、Agritechなど)
D)AR/VR技術・サービス
上記カテゴリに当てはまる新規事業創出を各スタートアップが提案します。ピッチコンテストには、書類審査、面談を経て残ったスタートアップ10社が登壇。第3期となる今回からは、富士通の各事業部門×スタートアップとのマッチングだけでなく、本プログラムに賛同する事業会社を招き、より多くのイノベーションがうまれるプログラムになっていました!今後、富士通×スタートアップ×事業会社の取り組みにも期待です。
■ピッチ登壇企業はこちら(発表順):
・カディンチェ株式会社 http://www.kadinche.com/
・株式会社 グリッド http://www.gridpredict.jp/
・株式会社Z-Works http://www.z-works.co.jp/
・株式会社 セフリ https://yamap.co.jp
・株式会社空 http://sora.flights/
・Redrock Biometrics, Inc. http://www.redrockbiometrics.com/
・株式会社トプスシステムズ http://www.topscom.co.jp/
・株式会社ハモロ http://www.hamolo.jp/
・株式会社BBStoneデザイン心理学研究所 http://www.bbstonedpu.com/
・株式会社マッシュルーム http://mashroo.me/
■優秀賞は、「株式会社Z-Works」と、「株式会社BBStoneデザイン心理学研究所」が獲得!
各社白熱したピッチが繰り広げられた中、優秀賞には下記2社が選出されました!
●「株式会社Z-Works」…クラウド型のIoTプラットフォーム“Z-Works Life Engine”を開発。多種多様なセンサーを使用し生活・介護支援IoTシステムをうみだしています。
●「株式会社BBStoneデザイン心理学研究所」…これまで主観的でしかなかった感性の世界を客観的に評価・測定するデザイン心理学を活用。人間の行動、認識、感情の数値化メソッドを提供しています。
■気になる最優秀賞は、「株式会社空」!
▲最優秀賞を獲得した、「株式会社空」の代表取締役 松村 大貴氏(写真左)
10社の中で最優秀賞に輝いたのは、「株式会社空(そら)」。ホテルが保有する宿泊データ・最新の在庫状況や周辺情報を元に、需給に応じた最適料金をホテル利用者に提示する“MagicPrice”を運営しています。富士通のホテル向けソリューションとの連携提案が評価され、見事最優秀賞を受賞しました!
■10社全てが協業検討へ進む!
今回表彰はされなかった企業も含め、ピッチに登壇した10社全てが協業検討フェーズへ進みました!今後は、各スタートアップとマッチングした富士通の事業部門、事業会社がプロジェクトを立ち上げ、協業検討活動を実施していくとのこと。そして来年1月20日に行われるDemo Dayにて協業検討活動の成果が発表されることになります。
2016年度の富士通のマーケティングメッセージは「Human Centric Innovation Driving Digital Transformation」。AIが発達して自動化が進んでいく時代だからこそ、テクノロジーと人が共存し、人がより高い創造性や能力を発揮できるようにしなければなりません。それが、まさに同社が掲げるビジョン、『ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ』。
▽Fujitsu Technology and Service Vision
http://www.fujitsu.com/jp/vision/index.html?eiicon20161025
そんな世界を実現するために、国境や業界の壁を越えた連携、オープンイノベーションが非常に重要になっていきます。デジタル革新を力強く進めていく同社が実施した今回のプログラムから、今後どんなオープンイノベーションがうまれるのか。楽しみですね!
■執筆者:田中みどり
株式会社インテリジェンスにて、インターネット業界の中途採用支援の法人営業・マネジメントを経験し、eiicon 立ち上げメンバーとして主に法人集客とサービス企画を担当。