1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. 宇宙から地球への輸送サービスを開発するElevationSpace、プレシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施
宇宙から地球への輸送サービスを開発するElevationSpace、プレシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施

宇宙から地球への輸送サービスを開発するElevationSpace、プレシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施

  • 15342
1人がチェック!

日本が世界に誇る小型衛星による再突入技術を軸に、宇宙から地球への輸送サービスを開発する株式会社ElevationSpaceは、プレシリーズBラウンドにおいて、既存投資家含む8社を引受先とする第三者割当増資に加え、金融機関等からの融資により総額11億円の資金調達を実施した。これにより、2021年2月創業以来の累計調達額は37億円に達した。

資金調達の背景

ElevationSpaceは、「軌道上のヒト・モノをつなぐ交通網を構築する」というビジョンのもと、宇宙から地球への新たな輸送サービスの実現に取り組んでいる。現在、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」および有人拠点からの高頻度物資回収サービス「ELS-RS」の事業化を進めており、その第一歩として、日本初の民間主導による再突入衛星「あおば」の打上げを2026年後半以降に計画している

シリーズA資金調達以降、ElevationSpaceは組織規模を50名超へと拡大し、開発体制を大きく強化してきた。「あおば」のエンジニアリングモデル(EM)の完成と各種環境試験の完了、福島工場を含む開発環境の整備、さらに豊田自動織機との大気圏再突入システム用耐熱材料の共同開発など、技術面・体制面ともに着実な前進を遂げている。また、同社の参画するNeSTRAが提案する火星着陸機開発および地球低軌道上からの大気圏再突入実証プロジェクトが宇宙戦略基金事業に採択されるなど、挑戦的な取り組みも具体化している。

今回の資金調達を受け、現在進行中の「ELS-R」や「ELS-RS」の事業・開発体制を大幅に強化し、「あおば」のフライトモデル(FM)製造、そして宇宙戦略基金の獲得を含む「ELS-RS」本格開発と事業化を加速。これらを通じて、宇宙から地球への新たな輸送インフラの確立に向け、着実に歩みを進めていく。

本ラウンドを機に、将来的には東北、九州、山陰をはじめ国内の地域企業様や銀行様とも連携しながら、新産業創出に向けて共に育み、未来志向の成長を加速。また、海外向けサービスや開発体制構築も進めていく。

資金調達概要

■調達金額:11億円

■調達方法:第三者割当増資、融資

■引受先一覧(順不同):

・Beyond Next Ventures3号投資事業有限責任組合

無限責任組合員 Beyond Next Ventures株式会社

・Genesia Venture Fund 3号投資事業有限責任組合

無限責任組合員 株式会社ジェネシア・ベンチャーズ

・THVP-2号投資事業有限責任組合

無限責任組合員 東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社

・FFGベンチャー4号投資事業有限責任組合

無限責任組合員 株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ

・みらい創造二号投資事業有限責任組合

無限責任組合員 株式会社みらい創造インベストメンツ

・Z Venture Capital株式会社

・ごうぎんご縁結び1号ファンド

無限責任組合員 ごうぎんキャピタル株式会社

・新日本空調株式会社

■融資(順不同):

・JA三井リース株式会社 他

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント1件

  • 後藤悟志

    後藤悟志

    • IT企業
    0いいね
    チェックしました