
建築系スタートアップのVUILD、総額約2.3億円の資金調達を実施――BtoB事業を加速
建築系スタートアップのVUILD株式会社は、有限会社カイカイキキ、株式会社リバネスキャピタル、和建設株式会社、個人投資家の髙島宏平氏(オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役)、辻庸介氏(株式会社マネーフォワード 代表取締役)の5組を引受先とする第三者割当増資を実施し、約2.3億円の資金調達を実施した。これにより、同社のデッド含む累計調達額は約12.5億円となる。
今回の資金調達によって、これまで個人向けに家具や住宅の製造販売を展開してきたBtoC事業から、内装や建築の製作施工を請け負う法人向けのBtoB領域へと大きくシフト。飛躍的な成長を目指していく。今後、参画した投資家の知見やネットワークを活かしながら、事業エリアを日本全国、さらには世界へと拡大。グローバル企業としての成長を加速させていく。
調達の目的/今後について
近年、建設業界では職人不足や建設費の高騰が深刻化。VUILDはこれまで培ってきたデジタル建築のパイオニアとしての知見を活かし、次世代のゼネコン・工務店としてのポジションの確立を目指す。
具体的には、建築・内装デザインを手掛ける法人向けの製作・施工事業を加速させるために、営業体制の構築や設備投資による生産力の拡大を進める。また、先日発表した「福島県ユナイテッドの循環型木造スタジアム」の計画のような、小中規模の木工事の施工を請け負える施工体制の構築にも注力していきたいという。
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(TOMORUBA編集部)