アクセラレータープログラム「G-STARTUP」 | 第3期デモデイを開催、最優秀賞はResilireに決定
グロービスは7月29日(木)、スタートアップ企業を対象とするアクセラレータープログラム「G-STARTUP」の3rd Batch Demo Dayを、グロービス東京校にて開催した。今年4月にMainTrackに採択され、4か月間のプログラムに参加した13社のスタートアップがプレゼンし、最優秀賞は株式会社Resilireに決定した。
50名以上の出資検討者を前に13社がプレゼン
G-STARTUP 3rd BatchのDemo Dayは、リアルの会場とオンラインとを融合させたハイブリッド形式で開催され、集まった国内有数のベンチャー・キャピタル、エンジェル投資家ら50名以上の出資検討者を前に、採択企業13社が事業のプレゼンテーションを実施。
審査の結果、株式会社Resilireが最優秀賞、株式会社ventus、株式会社PalledAdの2社が優秀賞に決定した。加えて、プログラム期間中に最も成長した企業を表彰するベストグロース賞はRecustomer株式会社と株式会社スペースエンジンの2社に、デモデイ参加者の投票によるサポーター賞は、Rsmile株式会社に決定した。
▼最優秀賞 株式会社Resilire(写真左から、審査員:沼田朋子氏、起業家:津田裕大氏、メンター:中村達哉氏)
▼優秀賞 株式会社ventus(左)、株式会社PalledAd(右) 写真左から、審査員:原健一郎氏、メンター:根岸奈津美氏、起業家:梅澤優太氏、起業家:安彦賢氏、メンター:長野泰和氏
「G-STARTUP」3rd Batch Demo Day 各賞受賞企業
●最優秀賞 株式会社Resilire
代表者: 津田裕大氏(代表取締役)
事業概要: 「持続可能な社会を創造する」というビジョンの元、サプライチェーンリスク管理サービス「Resilire(レジリア)」を提供
メンター: グロービス・キャピタル・パートナーズ 中村達哉氏
●優秀賞 株式会社ventus
代表者: 梅澤優太氏(代表取締役社長)
事業概要: 電子トレカ®︎を用いた「デジタルグッズ×ファンシステム」ORICALなどを運営する、fantech企業
メンター: STRIVE株式会社 根岸奈津美氏
● 優秀賞 株式会社PalledAd
代表者: 安彦賢氏(代表取締役)
事業概要: OOH(屋外)広告の効果を可視化しオンライン上で取引できるマーケットプレイス「AdVice」を運営
メンター: 株式会社ANOBAKA 長野泰和氏
●ベストグロース賞 Recustomer株式会社
代表者: 柴田康弘氏(代表取締役社長)
事業概要: 顧客ファーストな小売事業者のジレンマを解消する、顧客リテンションSaaS「Recustomer」を提供
メンター: East Ventures 金子剛士氏
●ベストグロース賞 株式会社スペースエンジン
代表者: 野口寛士氏(代表取締役社長)
事業概要: D2Cブランドや小規模メーカーの商品を仕入れることができる卸仕入れマーケットプレイス「orosy」を運営
メンター: Heart Driven Fund 熊谷祐二氏
●サポーター賞 Rsmile株式会社
代表者: 富治林希宇氏(代表取締役社長)
事業概要: 不動産管理業界のラクスルとしてシェアリングプラットフォーム「COSOJI」を提供
メンター: グローバル・ブレイン株式会社 立岡恵介氏
第3期「G-STARTUP」について
「G-STARTUP」は、ユニコーン企業を100社輩出するプラットフォームを目指し、2019年4月に開始。第3期となる3rd Batchでは、将来的に日本を代表するベンチャー企業へ成長することが期待されるスタートアップ企業をMainTrackとして13社、Incubate Trackとして19社を採択し、チームの成長を支援してきた。
また、今期より、MainTrackの採択企業に対しては「G-STARTUPファンド」より原則投資を開始した。採択企業は、約4カ月間、グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)代表パートナー・今野穣や、本プログラムの趣旨に賛同した起業家らがファカルティを務める講義を受講。
ユニコーンを目指すための意識づくりや組織のマネジメント、事業戦略、ファイナンスなど、最新の経営知を学んだ。MainTrack採択起業家は、メンターの伴走の元、プロダクト開発・事業開発に心血を注ぎ、今回のデモデイに臨んだ。
審査員は、小林賢治氏(シニフィアン株式会社 共同代表)、沼田朋子氏(ジャフコ グループ株式会社 プリンシパル)、丸山聡氏(ベンチャーユナイテッド株式会社 ベンチャーキャピタリスト)、原健一郎氏(DCMベンチャーズ プリンシパル)、今野穣(GCP代表パートナー/G-STARTUP共同代表)の5名が務めた。
▼G-STARTUP 3rd Batch Demo Day 全体写真
グロービスではこれまでに、グロービス経営大学院が最大1000万円を出資するビジネスプランコンテスト「GLOBIS Venture Challenge(G-CHALLENGE)」や、在校生または卒業生が起業したベンチャー企業に最大1億円を投資するプログラム「GLOBIS Alumni Growth Investment」を実施している。
またGCPでは、180社以上の投資実績を持ち、運用総額累計は1,100億円を超えるなど、グロービス・グループ全体でベンチャーの生態系構築を精力的に推進している。これに続き、「G-STARTUP」によるスタートアップ企業の成長支援に取り組むことで、ベンチャーの生態系構築をより加速していく考えだ。
なお、「G-STARTUP」では第4期の実施を決定しており、来年1月頃の募集開始を予定しているという。
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