モバイルオーダー立ち上げ支援のDIRIGIO、ギフティと資本業務提携し総額2.4億円の資金調達を実施
飲食店のモバイルオーダー立ち上げプラットフォーム「Picks」を運営する、株式会社DIRIGIOは、株式会社ギフティと資本業務提携を締結した。今後両社サービス連携を行い、飲食店DXに必要なサービスの包括的提供を目指すという。また、2021年7月1日に、株式会社ギフティ、株式会社ANOBAKA、East VenturesなどからシリーズAラウンドとなる総額2.4億円の資金調達が完了した。
日本における飲食店の現状と課題
生活環境の大きな変化の中で飲食店のあり方も大きく変わりつつある。特に近年顕著なのがテイクアウトやデリバリーへの参入。飲食店のサービス提供方法が多角化する中で、それらの集客や販促においても強くデジタル化が求められる。このデジタル化は集客に留まらず、既存顧客も巻き込んだ飲食店全体のDXが必要な時代へと突入している。
モバイルオーダー立ち上げプラットフォーム「Picks」とは?
前述の飲食店DXという大きな課題がある中で、Picksでは個店を中心にモバイルオーダーの開発〜運用までを一気通貫で提供するモバイルオーダープラットフォーム事業を提供している。現在累計で3500店舗を超える飲食店で利用されている。
飲食店は自社の状況に応じて、自社モバイルオーダーサイトの構築(Picks Original Web)、自社モバイルオーダーアプリの構築(Picks App)、テイクアウトポータル「Picks」への掲載を行うことが可能になりテイクアウト・デリバリーにおける集客〜継続的な顧客リレーションの強化まで包括的に支援する。
特に自社モバイルオーダーアプリの構築(Picks App)は、リーズナブルな価格、1週間程度でアプリ立ち上げ可能なスピードが特徴で、大手チェーンさながらの本格的なモバイルオーダーアプリ作成ができる日本初のノーコードモバイルオーダーアプリ構築サービス。
DIRIGIOのコメント
eギフトプラットフォーム事業を推進する株式会社ギフティと連携することで、当社の顧客を含む中小規模の飲食店のeギフト市場への参入を推進します。 また、ギフティのサービスである「giftee Loyalty Platform」(ギフティ ロイヤルティ プラットフォーム)を活用し、当社サービスを利用する飲食店へデジタルの回数券、定期券、サブスクリプションなどの各種デジタルソリューションを包括的に共同提供し、飲食店の顧客ロイヤリティの向上および収益の安定化、DXを支援する新サービスを開発します。
今後はギフティと共同で“モバイルオーダーを起点とした飲食店のDX支援プラットフォーム”を目指してまいります。
また、2021年7月1日付で、株式会社ギフティ代表取締役の鈴木達哉氏に当社の社外取締役に就任いただきました。ギフティの事業展開における知見やノウハウを活用し、サービス拡大をさらに加速してまいります。
投資家からのコメント
■株式会社ギフティ 代表取締役 鈴木達哉氏
少数精鋭で機動性高く、ユーザーフレンドリーなプロダクトを生み出すDIRIGIO社に大きな可能性を感じ、出資を決定いたしました。 DIRIGIO社との連携により、高速で事業環境が変化している飲食領域において、飲食店およびユーザーに必要とされるサービスを展開していけると確信しております。 まずは私たちが手掛けるeギフトや「giftee Loyalty Platform」の領域を皮切りに、パートナーシップをより強固なものとし、飲食店が必要とするデジタルを活用した集客・CRM等のサービス展開を両社で推進していきます。
■East Ventures パートナー 金子剛士氏
本多さんの事業を推し進める力に惹かれて出資を決めました。今回投資先同士での連携も模索しており非常に嬉しく思っています。その座組みをPicksが先導してくれることを期待しています。
■株式会社ANOBAKAパートナー 萩谷聡氏
今回DIRIGIO社にシードに続き、追加で出資させていただきました!これまで飲食店に向き合い、数々のソリューションを提供してきたDIRIGIOでしたが、積み上げてきた点が線になるようにマーケットにフィットするサービスができてきました。コロナ禍を経て飲食店をエンパワーメントし、飲食店、そして飲食店に通う人々が幸せになる世界を作っていってほしいと思います。若く勢いのあるチームです。採用も強化していますのでぜひ採用ページも覗いてみてください!
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