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【オープンイノベーション用語辞典②】「IoT」とは?

【オープンイノベーション用語辞典②】「IoT」とは?

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■私たちの生活の一部となってきている「IoT」

ここ最近、さまざまなメディアで取り上げられることの多い「IoT」(読み方:アイ・オー・ティー)。「IoT」はオープンイノベーションにおいても、とても重要な要素であり、切っても切り離せない関係性になっている。では、そもそも「IoT」とは何なのか? 「IoT」とは「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」と日本語に訳されている。元々、パソコンやスマートフォンなどIT関連機器に接続されていたインターネットが、それ以外のさまざまなモノに接続されることを意味している言葉だ。 いまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれないが、実は「IoT」はすでに個人の生活に入り込んでいる。例えば、スマホアプリを使って外出先からコントロールできるエアコンや空気洗浄機、ロボット掃除機の登場はその一例だ。  

■「IoT」とオープンイノベーション

大手企業の技術とスタートアップのアイデアを組み合わせたオープンイノベーションによる「IoT」関連のプロダクト・サービスも続々と誕生している。その一つが、スマホで家やオフィスの鍵の開閉ができるスマートロック商品『Qrio Smart Lock』。この製品の開発・製造、販売を行うQrioは、投資育成会社WiLとソニーによる合弁会社として立ち上がった。(※過去取材記事はコチラから→前編後編) また、2016年8月には福岡にIoTで複数のデバイスをつなぐスマートホステル『&AND HOSTEL(以下、アンドホステル)』も誕生している。(※過去取材記事はコチラから→前編後編) さらに、ジェイアイエヌが2015年に販売を開始した眼鏡「JINS MEME」も話題を呼んでいる。これは、大学などの研究機関や部品メーカーなどとの共同プロジェクトを組んで開発されたプロダクトだ。JINS MEMEのフレーム部分には、かけた人のまばたきや、視線の方向を捉えるセンサーや、かけた人の体のバランスをつかむセンサーが電源とともに内蔵されている。このセンサーで捉えたデータをブルートゥース経由で、スマートフォンに転送。様々なアプリで分析できるようにしている。  

■「IoT」のこれから

ドイツ政府が推進している第4の産業革命=「インダストリー4.0」と「IoT」の結びつきも強い。「インダストリー4.0」とは、工業のデジタル化によって製造業の様相を根本から変革し、効率化・最適化によって製造コストの大幅に削減を目指すものだ。 この動きと連動するように、日本国内においても情報通信研究機構(NICT)が主導し、オムロンやNECなど関連企業が参画して工場内のIoT導入を推進する「Flexible Factory Project」が立ちがっている。さらに、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)がIoT社会を支える電子デバイス開発の新規参入を促すために、高度なオープンイノベーション研究開発拠点を産業技術総合研究所に構築。 このように、官民が一体となって積極的に「IoT」に取り組んでいる。今後はますます、IoTの新たな技術開発やサービスの実現が加速していくだろう。


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