渋谷未来デザイン | 地域とつながる小さな拠点づくりの社会実験を実施、パートナーを募集
産官学民連携組織である一般社団法人渋谷未来デザイン(渋谷未来デザイン)は、地域とつながる小さな拠点を中心としたこれからのまちづくりの方向性を探る取組みとして、Shibuya Mobility and Information LoungE(通称:SMILE)の設置に関する社会実験を、来年5月に開始する。それに伴い、本社会実験の実験パートナーを募集する。
本取り組みを開始する背景
新型コロナウィルスを契機として、「密を避ける」「自転車を利用する」「地元で働き買物をする」などの人々の行動に変化が生じている。この変化は、「交通混雑の解消」「健康づくり」「地域経済の活性化」などの観点で、アフターコロナのまちづくりにおいても重要な要素だ。
この動きを定着・拡大させていくためには、「小さな拠点」をまちなかに生み出していくことがポイントとなる。「小さな拠点」とは、バスや自転車などの地域のモビリティが集まると同時に、地域の魅力的な場所を伝え回遊を促す情報が集まる場所であり、地域の人々がゆっくりと集い交流できるような場所だ。
今回の社会実験は、渋谷に「地域とつながる小さな拠点」であるSMILEを設け、地域を回遊する行動を把握することで、これからのまちづくりの可能性を探ることを目的に実施するという。
本取り組みの内容
<実施場所(予定)>
SMILEは、魅力的な渋谷の「奥」のまちの入口に位置し、重要な地域モビリティであるバスの停留所に近接するオープンスペースとして、以下の場所に設置予定だ。
※設置場所は、関係者との協議等により変更する場合もあり。
<実施期間(予定)>
・SMILEの設置期間/2021年5月21日(金)~2021年5月24日(月)
・SMILEの開設時間/9:00~18:00
<体制>
・共催/一般社団法人渋谷未来デザイン、株式会社日建設計総合研究所、東急株式会社、東急不動産株式会社
・企画運営/株式会社日建設計総合研究所
・特別協力/株式会社東急百貨店、東急バス株式会社、株式会社LUUP
※その他、地域情報の発信などにおいて、渋谷区や商店会などとの連携を検討中。
※現在、資金提供・物品提供・調査支援などの面で、本実証実験に協力できるパートナー(法人・個人)を募集している。協力者・企業には、本実証実験の成果のサマリーを提供予定。
<空間イメージ(例)>
SMILEの構成要素である、Mobility,Information, LoungEによって、人々が地域とつながる居心地の良い空間を生み出す。
<調査内容(案)>
本実証実験の効果測定をするにあたって、下記の調査を実施する。
※関係者との協議のもと最終的な調査項目を確定予定。
・シェアリングバイク(LUUP)の利用調査
・拠点(SMILE)周辺の通行者・滞留者のカウント・観察調査
・バス路線の利用者調査
・地域の方々へのヒアリング調査
※関連リンク:プレスリリース