【クボタ×マイクロソフト】 デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、戦略的提携を発表
株式会社クボタとマイクロソフト コーポレーションは、クボタのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、複数年にわたる戦略的提携を発表した。本提携により両社は、それぞれの専門性を発揮して協力し、持続可能な社会の実現に貢献していくという。
提携の概要
(1) ITインフラストラクチャの最新化
この提携を通して、クボタはITインフラやSAPなどの基幹システムを「Microsoft Azure」をベースとした信頼性の高いクラウドプラットフォームに移行する。マイクロソフトのクラウドによる業務の最新化は、AIをはじめとする先端技術の利用を容易にし、データ活用の規模拡大や柔軟性をもたらす。またクラウド上に重要な基幹システムを統合することで、クボタは業務を合理化し、グローバルでの統合されたデータ活用を加速できるようにする。
(2) 新たなイノベーションの創出
クボタはイノベーションの創出を目的に、マイクロソフトと協力して、新たに「AI Machine Learning Labプロジェクト」を立ち上げる。このプロジェクトでクボタは、AIソリューションを開発する新たな技術者の育成や社内の業務革新、食料・水・環境分野における新サービスの構築を目指す。マイクロソフトは、「Azure Machine Learning」で提供する広範な知識と先端技術を活用して、クボタのAIへの取り組みを支援する。
さらに両社は将来に向けて、持続可能な未来の実現を目指すために、お互いの取り組みに基づいたテクノロジーを活用した革新的なプロジェクトを積極的に模索していくという。
各社代表のコメント
■株式会社クボタ 代表取締役社長 北尾 裕一氏
「For Earth, For Life」を標榜するクボタは食料・水・環境分野において、事業を通じて課題解決に挑戦する企業です。地球規模で広がる課題に対応するにはデジタルトランスフォーメーションが不可欠であり、本提携はその大きな一歩です。マイクロソフトとともに、イノベーションの創出と、新たなソリューションとバリューを社会に提供していくことを目指します。
■マイクロソフト コーポレーション エグゼクティブバイスプレジデント ジャドソン アルソフ氏
クボタは、環境に適合した農業および農業機器のリーダーとして認識されています。クボタの業界での深い経験とMicrosoft AzureのパワーとそのAI機能を組み合わせることで、地球上に食料を供給し、きれいな水へのアクセスを確保し、全体的な持続可能性を促進する新しいイノベーションを実現できます。
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(eiicon編集部)