「勝つための学び直し」ビジネス戦略論を読み解く㊱〜RFM分析

Pathfinder×成田空港×MIC ｜ 24時間無人＆非接触、成田空港専用「片道乗り捨てレンタカー」《Simpway for Narita》の実証実験スタート

脅威の市場ポテンシャルが期待されるクラウドゲーム。GAFAMやソニー、任天堂が参入するポイントを解説

日本のエコシステムはいかに進化できるか？――科学技術イノベーションの最前線から語る「エコシステム構築のポイント」

米田あづみ

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奥田文祥

佐々木現

須原

木元貴章

有友純一郎

奥野剛史

川島大倫

園部光宏【株アカデミーrooming】

後藤繁樹

富田直

眞田 幸剛

Pathfinder株式会社（パスファインダー）は、成田国際空港株式会社、および株式会社MICと連携し、「池袋/新横浜‐成田空港」の完全非接触・無人で24時間いつでも利用可能な「成田空港専用片道レンタカー」≪Simpway for Narita≫の実証実験をスタートする。 <h2>3社連携協業の実証実験</h2>コロナが落ち着き、空港の利用の拡大が予測されるなか、24時間利用可能なアクセスが望まれる。これは、「深夜早朝など公共交通機関が運行していない時間帯に移動したい」「荷物は多いが快適に移動したい」「個人や家族・小グループで移動したい」等の移動ニーズに応えるものだ。本取り組みでは、パスファインダーとMICが車両を用意し、成田空港内の駐車場と都心との間を、まずは地域限定（池袋/新横浜‐成田空港）で運行を開始する。 <h2>成田空港専用片道レンタカーの特徴</h2>■受付は24時間対応可能なSimpway独自のシステムを使用し、予約から返却までLINEで完結■スマートフォンアプリで車両を解錠/施錠出来るデジタルキーを導入しており、物理キーレスの操作が可能■出発駐車場の池袋と新横浜、成田空港と一体で24時間発着可能とすることにより、完全非接触・無人で24時間利用可能なオペレーションを実現価格は、ガソリン代込みで、「池袋/新横浜発‐成田空港行き：12時間5,800円」「成田空港発‐池袋/新横浜行き：12時間4,500円」とする。さらに、利用状況や稼働状況を見定め、需要により定価を下げる「ダイナミックプライシング戦略」をとり、価格の柔軟性を図りながら、稼働率と収益のバランスの検証も行っていく方針。また、利用者に対して成田空港へのアクセスに対するアンケートを実施する。例えば、「深夜・早朝など公共交通機関が運行していない時間帯に移動したい「「荷物は多いが快適に移動したい」「個人や家族・小グループで移動したい」といった移動ニーズを確認する。実証実験期間は、「成田空港←→池袋：2022年10月12日～2023年3月末」「成田空港←→新横浜：2022年11月 1日～2023年3月末」までを予定。これら、実証実験を経て、3社は顧客にとってより利便性の高い、ビジネスの構築を目指していくという。 <h2>Pathfinder株式会社について</h2><a href="https://pfr.technology/" target="_blank">パスファインダー</a>は、MaaS（Mobility as a Service）時代の開拓者（Pathfinder）となることを目指し、2020年1月に設立されたモビリティサービスの研究開発企業だ。社名は火星探査機 Mars Pathfinderに由来し、同機および同プロジェクトの革新的な姿勢にあやかり、名付けられたという。 2022年3月にリリースされた、日本初の出発店舗・返却店舗が固定の片道専用レンタカーのマッチングサービス「Simpway」β版の開発や、回送/遊休車両マーケットプレイスの立ち上げ等、MaaS領域で移動のハードルを下げるため、幅広く取り組んでいる。 <h2>株式会社MICについて</h2><a href="https://www.mic-info.co.jp/" target="_blank">MIC</a>は、1986年10月にマーケティングインフォメーションコミュニティとして設立され、サービスステーション（ガソリンスタンド）の業界の社会的地位、評価、および収益力を高めるために、様々なマーケテイングサービス、コンサルテーションを提供し続けている。多様で高度なコンサルテーションや収益サービスとしての「ニコニコレンタカー」や「ニコリース」、「SSでの車検強化」など、多様な収益改善パッケージも提供している。今までも、これからもサービスステーション業界のために、様々な支援を開発し続ける方針だという。 関連リンク：<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000067457.html" target="_blank">プレスリリース</a>&nbsp;（<a href="https://twitter.com/tomoruba" target="_blank">TOMORUBA編集部</a>）&nbsp;

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竹森友也

茂原　初谷

金谷敏尊 

春次賢太朗

新規事業やオープンイノベーションのプレイヤーやそれらを実践・検討する企業の経営者はTOMORUBAの主な読者層ですが、こうした人々は常に最新トレンドをキャッチしておかなければなりません。そんなビジネスパーソンが知っておきたいトレンドキーワードをサクッと理解できる連載が「5分で知るビジネストレンド」です。キーワードを「雑学」としてではなく、今日から使える「知識」としてお届けしていきます。 今回ピックアップするのは「クラウドゲーム」です。近年、ゲーム業界はめざましい成長を遂げているのは周知の事実ですが、クラウドゲームは文字通りクラウドを駆使して既存のゲームとは異なる体験を提供します。GAFAMだけでなくソニーや任天堂も参入しているクラウドゲームとはどのようなものか、解説していきます。 <h2>クラウドゲームはゲーム機を使わず、クラウド上でゲームをプレイする</h2>クラウドゲームは既存のコンシューマーゲームと何が異なるのでしょうか。既存のゲーム機は、プレイヤーの手元にあるゲーム機でゲームアプリケーションを稼働させてプレイしますが、クラウドゲームは遠隔のサーバー（クラウド）でゲームを稼働させ、インターネット通信を介してゲームをプレイします。<img src="https://auba-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/articles/3793/upload/CaoOIF9DrZQQO1pSN9KS9w.png" class="auba-summernote-image" style="width: 100%;"> 出典：<a href="https://cloudgaming.mb.softbank.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">GeForce NOW</a> クラウドゲームの最大のメリットはプレイヤーが高価なゲーム機を所有することなく、スマホやタブレット、PCなどのデバイスさえあればゲームをプレイする事ができることです。その代わり、プレイヤーは安定したネット環境が必要となります。 <h2>好調のゲーム市場と、年平均成長率64％のクラウドゲーム市場</h2>近年、ゲーム業界は成長を続けています。調査会社のPanorama Data Insightsが2022年3月に発表したレポートによると、世界のゲーム市場は2021年に2106.5億ドル、2030年に9537.7億ドルに達すると予測されており、この間の年平均成長率（CAGR）は18％となっています。<img src="https://auba-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/articles/3793/upload/oOpWKAbbJYi2FRoxUASP5g.png" class="auba-summernote-image" style="width: 100%;"> 出典：<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000091008.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">世界のゲーム市場は2030年までに9537.7億米ドルの価値があると予想されています| 年平均成長率（CAGR）：18.27%</a> クラウドゲーム市場の成長速度はさらに急激で、調査会社グローバルインフォメーションのレポートによると2027年には140.1億ドルに達する予測で、2021〜2027年のCAGRは64％になる見込みです。<img src="https://auba-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/articles/3793/upload/NMF30ExExd3QmsvF9qpnlw.png" class="auba-summernote-image" style="width: 100%;"> 出典：<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002876.000071640.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">クラウドゲームの市場規模、2021年～2027年のCAGRは64.1%と急成長が期待</a> <h2>GAFAMやソニー、任天堂がクラウドゲームに参入</h2>クラウドゲームは前述の通り、市場自体はまだ立ち上がったばかりですが、大手企業がこぞって参入している競争の激しい分野になりつつあります。米国大手テック企業のGAFAMのうちAppleを除くGoogle、Amazon、Meta（旧Facebook）、Microsoftが参入しているほか、ゲーム大手のソニーと任天堂もクラウドゲームに参入しています。Googleはいち早くプラットフォーム『Stadia』を立ち上げ、コンテンツ制作を専門にしたゲームスタジオStadia Games and Entertainmentも展開していましたが、苦戦の末に2021年にスタジオを閉鎖しています。StadiaはtoC向けからピボットし、パブリッシャー向けに技術を開放しサードパーティ向けプラットフォームとして再起をはかっていましたが、景気の減速を懸念し、コスト削減を強化するなかで撤退を発表しました。Amazonは2022年3月よりプラットフォーム『Amazon Luna』をリリースしています。プライム会員であればサービスを利用することができる点で差別化をはかっているようです。Metaはまだサービスをリリースしていませんが、メタバースに注力している同社が開発するヘッドセット『Quest 2』向けにクラウドゲームのサービスを提供することは既定路線であると見られています。Microsoftはプラットフォーム『Xbox &nbsp;Cloud Gaming』のベータ版を公開中です。Xboxの端末はもちろん、他のプラットフォーム同様にPCやスマートデバイスからも遊べる仕様になっています。ソニーはプレイステーション向けのプラットフォーム『PlayStaytion Now』がありましたが、2022年6月よりプレステ向けのサブスクリプションサービス『PlayStation Plus』にバンドルされる形に変更されました。PlayStation Plusにはクラウドゲームを遊ばないユーザーも多く含まれるため、クラウドゲーム初心者の入口として参入ハードルが下がることが期待されます。Nintendo Switchは2022年2月にキングダムハーツSwitch版をクラウドゲームとしてリリースしています。サブスクリプションサービスではなくタイトル単体での購入となっています。 <h2>【編集後記】コンシューマー機ユーザーがクラウドゲームに移行するか</h2>本文中でも触れたように、クラウドゲーム市場の成長そのものは疑う余地がなさそうです。ただ、現時点でクラウドゲームが浸透していない原因はいくつかあります。GoogleのStadiaが撤退に追い込まれた要因のひとつに「コンシューマーゲーム機を持っているユーザーがわざわざクラウドゲームに移行する理由がない」という点があるように、ユーザーがクラウドゲームをプレイする必然性さえあれば、急拡大する引き金になるのではないでしょうか。（TOMORUBA編集部 久野太一） <hr>■連載一覧第1回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2753" target="_blank" rel="noopener noreferrer">なぜ価格が高騰し話題となったのか？5分でわかる「NFT」</a>第2回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2776" target="_blank" rel="noopener noreferrer">話題の「ノーコード」はなぜ、スタートアップや新規事業担当者にとって有力な手段となるのか？</a>第3回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2784" target="_blank" rel="noopener noreferrer" style="color: rgb(12, 123, 190);">世界的なトレンドとなっている「ESG投資」が、スタートアップにとってチャンスである理由</a>第4回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2841" target="_blank" rel="noopener noreferrer" style="color: rgb(12, 123, 190);">課題山積のマイクロプラスチック。成功事例から読みとくスタートアップの勝ち筋は</a>第5回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2862" target="_blank" rel="noopener noreferrer">電力自由化でいまだに新規参入が増えるのはなぜ？スタートアップにとってのチャンスとは</a>第6回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2900" target="_blank" rel="noopener noreferrer" style="color: rgb(12, 123, 190);">「46%削減」修正で話題の脱炭素。46%という目標が生まれた経緯と、潜むビジネスチャンスとは</a>第7回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2917" target="_blank" rel="noopener noreferrer">小売大手がこぞって舵を切る店舗決済の省人化。「無人レジ」の社会実装はいつ来るか？</a>第8回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2965" target="_blank" rel="noopener noreferrer">実は歴史の深い「地域通貨」が、挑戦と反省を経て花ひらこうとしているワケ</a>第9回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/2991" target="_blank" rel="noopener noreferrer">音声配信ビジネスが日本でもブレイクする予兆。世界の動向から見える耳の争奪戦</a>第10回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3061" target="_blank" rel="noopener noreferrer">FIREブームはなぜ始まった？「利回り4%」「生活費の25倍の元本」など、出回るノウハウと実現可能性は</a>第11回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3083" target="_blank" rel="noopener noreferrer">若年層は先進層と無関心層が二極化！エシカル消費・サステナブル消費のリアルとは</a>第12回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3094" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「ワーケーション」は全ての在宅勤務社員がターゲットに！5年で5倍に成長する急成長市場の実態</a>第13回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3115" target="_blank" rel="noopener noreferrer" style="color: rgb(12, 123, 190);">なぜいま「Z世代」が流行語に？Z世代の基礎知識とブレイクしたきっかけを分析</a>第14回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3155" target="_blank" rel="noopener noreferrer">量子コンピュータの用途は？「スパコン超え報道」の読み解き方はなど基礎知識を解説</a>第15回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3195" target="_blank" rel="noopener noreferrer">市場規模1兆ドルも射程の『メタバース』で何が起こる？すでに始まっている仮想空間での経済活動とは</a>第16回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3219" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『TikTok売れ』はなぜ起こった？ビジネスパーソンが知っておきたい国内のTikTok事情</a>第17回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3240" target="_blank" rel="noopener noreferrer">パンデミックが追い風に。マルチハビテーションが新しいライフスタイルと地方の課題解決を実現できる理由</a>第18回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3270" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Web3（Web3.0）とは何なのか？Web1.0とWeb2.0の振り返り＆話題が爆発したきっかけを解説</a>第19回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3319" target="_blank" rel="noopener noreferrer">フェムテックで先行する欧米と追従する日本。市場が活気づいている背景とは？</a>第20回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3366" target="_blank" rel="noopener noreferrer">withコロナに「リベンジ消費」は訪れるか？消費者の“意向”と実際の“動向”からわかること</a>第21回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3455" target="_blank" rel="noopener noreferrer">子供が家族の介護をサポートする「ヤングケアラー」の実態と、その問題とは？</a>第22回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3475" target="_blank" rel="noopener noreferrer">半導体不足はなぜ起きた？米中貿易摩擦、巣ごもり需要、台湾への依存などを解説</a>第23回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3536" target="_blank" rel="noopener noreferrer">【ビジネストレンドまとめ】注目を集めた5つの事業ドメインとは？</a>第24回：<a href="https://tomoruba.eiicon.net/articles/3596" target="_blank" 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