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ピクシーダストテクノロジーズ×アンファー | 共同開発した超音波ヘアケアデバイスの先行販売をMakuakeにて開始

ピクシーダストテクノロジーズ×アンファー | 共同開発した超音波ヘアケアデバイスの先行販売をMakuakeにて開始

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アカデミア発技術による社会課題解決に取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、アンファー株式会社と共同開発した超音波ヘアケアデバイス「SonoRepro™」の先行販売を、応援購入サービスMakuakeにて2022年7月1日より開始した。

「SonoRepro™」について

SonoRepro™は、落合陽一氏率いるピクシーダストテクノロジーズの超音波研究・技術と、アンファーの頭髪研究を掛け合わせ共同開発した、超音波による振動で頭皮を刺激する家庭用ヘアケアデバイスだ。


頭皮の気になる部分に使うことを想定。1回5分間の使用・最大5か所の照射が可能だ。約40,000回/秒の音(空気の振動)を振幅変調させ、デバイスから非接触で皮膚に届かせる。動作音は静かで、周囲を気にせず使うことができる点が特徴で、ミノキシジルを塗布した頭皮にも使えるという。



「非接触振動刺激」について

独自開発の技術「非接触振動圧刺激」は、空中を伝わる超音波を利用して非接触で皮膚を刺激する技術。独自のヘキサゴン構造によって、デバイスに搭載された61個の超音波スピーカーが発する超音波を集束させ、効率的に頭皮を刺激する。


研究・開発の背景

ピクシーダストテクノロジーズは、長年にわたって超音波が生じる非接触の力を用いた応用研究に取り組んできた。この超音波技術の発端である非接触触覚(空中で触らずに触覚を感じるという触覚のバーチャルリアリティ)から始まり、人工受粉や静電気計測、そして音響浮揚といった応用に繋げてきたそうだ。

このような試みの中で、アンファー・日本医科大学形成外科学教室と3者の共同研究で、細胞上面から非接触で負荷が与えられる非接触集束超音波装置を使用し、超音波振動圧が毛髪に有用な影響を与えることを確認。この成果に基づき、3者で下図のような臨床用の非接触集束超音波装置を開発し、薄毛治療をメインで行うDクリニック東京にて昨年11月に記者発表を実施した。これを小型化し、家庭での本格的なヘアケアを実現したのが今回のデバイスだという。


独自開発「非接触振動圧刺激」の技術は、機械的な刺激に対する生体の応答を研究する学問であるメカノバイオロジーに基づくものだ。近年の研究により超音波が生じる程度の微弱な刺激でも生体が応答することが分かってきており、そのメカニズムに迫る研究を進めながら、次世代の製品開発に活かしている。


ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について

ピクシーダストテクノロジーズは、Digitally Rebalanced——世界をデジタル技術の観点から俯瞰し、新たな均衡点へ導く原動力となることを目指す大学発ベンチャー。デジタルと物理世界を繋ぐインターフェース技術を研究開発し、連続的に社会実装していくことで、その実現に寄与する。筑波大学及び東北大学との共同研究においては、新株予約権を梃子として大学で生まれる知的財産を企業に包括的に譲渡するという、新たな産学連携スキームを構築している。今後も産学連携やオープンイノベーションを通じ、新たなインターフェース技術の社会実装を行っていく考え。

アンファー株式会社について

アンファー株式会社は、1987年に会社設立。「予防医学」をタグラインに掲げ、“「いつまでも美しく、健やかに生きる」というエイジングケア・ライフスタイルの実現を目指す”トータルヘルスケア・カンパニーだ。多くの医師や臨床機関・研究機関との密接なリレーションを構築しながら、「スカルプD」シリーズをはじめ、化粧品、食品等、様々なエイジングケア商品・サービスの企画・研究開発および販売を行っている。2019年4月10日より、“Dクリニックグループ”※に参画した。

※Dクリニックグループは、「医学」を背景として、共通の目的と理念を実現するために、企業、クリニック、NPO法人団体等により発足したグループ。

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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