京都府主催のアクセラ 「京のヘルスケアインキュベーションプログラム」、参加企業の募集を開始
株式会社Speroは、京都府が主催するインキュベーションプログラム「京のヘルスケアインキュベーションプログラム」の参加者を募集開始すると発表した。本プログラムでは、府内から「企業内ベンチャー(※)」、「ベンチャーまたは中小企業」、「個人(単独またはグループ)」の3つの区分から新規事業のアイデアを募集し、事業専門家による伴走支援や事業検証フィールドを提供する。約2か月の期間で事業計画を練り上げるという。
プログラムの開催主旨
新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活様式が変化したことで、身体的・精神的・社会的健康の維持等が新たな課題として注目されている。また、我が国では超少子高齢社会・人口減少時代に突入する中、健康寿命の延伸や働き方のパラダイムシフトが必要だ。
こうした背景をふまえ、SPEROでは京都府から運営委託を受けてWith・Postコロナの時代、そして人生100年時代における広義のヘルスケア領域の新規事業を創出し、ウェルビーイングを生み出すことを目的に、『京のヘルスケアインキュベーションプログラム』を実施する。
プログラムの概要
(1)概要
『京のヘルスケアインキュベーションプログラム』では、府内から「企業内ベンチャー」、「ベンチャーまたは中小企業」、「個人(単独またはグループ)」の3つの区分から新規事業のアイデアを募集する。約2ヶ月間のインキュベーションプログラムを通じて、アイデア創出から事業プランまで練り上げる。最終成果発表会(デモデイ)では、投資家・事業会社などが参加する審査会にてプレゼンテーションを行い、さらなる事業化や資金の獲得機会を提供するという。
(2)プログラムの特徴
■実証フィールドおよびプロトタイピング支援の提供
参加チームの事業特性に合わせて、想定顧客や業界関係者のヒアリングや実証を進めるためのフィールドの提供や必要に応じた試作開発・プロトタイピング支援を行う。
■新規事業開発経験者による伴走支援と各種専門家紹介
新規事業開発経験のあるメンターを、一チーム必ず一人配置する。1週間に1度のメンタリング、24時間以内のメッセージ返信と、伴走支援を徹底。また、事業特性に応じた専門家も適宜紹介する。
■最大100万円の事業化資金
デモデイでは、投資家・事業会社などが審査員として参加。デモデイにて優秀なチームには、最大100万円の事業化資金獲得機会を提供し、事業特性・組織体制に応じた事業化支援を行う。
(3)スケジュール
詳細、および応募方法については、専用サイトにて。
事務局からのメッセージ
■株式会社Spero 代表取締役 高橋ひかり氏
「新型コロナウィルスにより、働き方や学び方、家族・人間関係のあり方など生活そのものが一変し、社会通念も変わりつつあります。ウィズ・ポストコロナ時代においては、従来の利益至上主義である、「グローバル資本主義」からSDGsを中心に据えた「ステークホルダー資本主義」への転換が求められます。また、我が国では、超少子高齢社会・人口減少時代に突入する中、人生100年時代としての、健康寿命の延伸とキャリア設計の変革、伴う単純労働の置き換えなどが課題です。
こうした大きなパラダイムシフトを迎える中で、京都には、伝統産業から先端産業まで裾野の広い産業集積や京都大学をはじめとした大学・学術研究機関というハード面、および、守り紡いできた持続可能な文化、日本随一の観光都市としての「おもてなし」精神といったソフト面の両者を兼ね備えた存在として、新たな時代の産業のフロントランナーへと躍り出る潜在能力を秘めています。
『京のヘルスケアインキュベーションプログラム』では、そんな京の街から、ウィズ・ポストコロナの時代、そして人生100年時代における、広義のヘルスケア領域の新規事業を創出し、持続可能な社会の在り方やウェルビーイングを生み出すべく、皆様のご応募を心待ちにしています。」
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