鬼塚健太郎

鬼塚健太郎

テルモピレー株式会社代表取締役

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1990年に松下電器(現パナソニック)に入社後、旧通産省の第五世代コンピュータ技術プロジェクトの研究所ICOT、同じく新情報処理プロジェクトのRWCPにて、分子生物学分野での計算機科学応用(いわゆるバイオIT)でタンパク質構造解析、立体構造予測の分野の研究...

NFTによるクラウドファンディング、その可能性を探る

NFTによるクラウドファンディング、その可能性を探る

前回のブログ「NFTはなぜ流行らない?-NFT市場に相場をもたらすダイナミックプライシング-」https://tomoruba.eiicon.net/blogs/1339において、現在一般的なNFT市場では、NFT化されたデジタルコンテンツの取引で相場ができないことをお話し、その解決策として、ダイナミックプライシングによるデジタルコンテンツの配信で、相場を形成させ、投機目的の取引を誘引することをお話しました。今回は、そのような相場をもたらすNFT市場をクラウドファンディングに展開するとどうなるだろうか、という点について考察します。クラウドファンディングの課題クラウドファンディングは日本においては、金融商品取引法などの改正案が2014年(平成26年)5月23日に国会で可決後から、多くのクラウドファンディングが立ち上がり、さまざまな人々がそれを利用して、資金獲得をして事業を立ち上げてきました。多くのクラウドファンディングでは、資金を獲得しようとする側は、資金を寄付する側に対して、返礼として、なんらかの商品などを贈ることになっています。返戻品としては、資金を獲得して事業を始めた場合の商品であったり、あるいは、オリジ

鬼塚健太郎

2年前

NFTはなぜ流行らない? -NFT市場に相場をもたらすダイナミックプライシング-

NFTはなぜ流行らない? -NFT市場に相場をもたらすダイナミックプライシング-

NFTは流行っていないTwitterで、自社アカウントで、NFT関係のアカウントをフォローしようとして、キーワードを "NFT" にしてユーザ検索したところ、日本語がメインで、フォロワー数が1万を超えるアカウントは非常に少く、その多くは、NFTマーケットプレイスでデジタルアートを売っているクリエータでした。日本国内でNFTマーケットプレイスを展開する企業などのTwitter公式アカウントを検索しても、フォロワー数は千人以下がほとんどでした。これは、TwitterにおけるNFTクラスタは、他の多くのクラスターと比べてかなり小く、恐らく現在、日本国内で、積極的にNFTに関わっている人たちの人数は、ざっくりですが、せいぜい数万人程度と考えられます。マスコミその他で、NFT関連の動向が、かなり報道されている割には、まだまだ知名度が低く、また、その仕組みを理解する人も少く、積極的に利用する人は、実際にはかなり少ない、と推察されます。NFTはどう利用されているか?では、実際に、NFTはどういう場面で最も利用されているか?を見てみると、実は低価格のアイコン画像の取引なんです。アイコン画像は、SNSなどで個人

鬼塚健太郎

2年前

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