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vol.89 AUBA活用事例インタビュー 活用開始から半年で3社と共創が進行中!他社との連携で大切な姿勢とは?/ 株式会社QLife

vol.89 AUBA活用事例インタビュー 活用開始から半年で3社と共創が進行中!他社との連携で大切な姿勢とは?/ 株式会社QLife

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谷口真穂

こんにちは!AUBA カスタマーサクセスチームの谷口です!

AUBAご活用の参考となる事例やユーザ様の声から生まれた特集情報等、様々なお役立ち情報をお届けするこのブログ、本日は活用事例の89弾をお届けいたします。

今回は、オープンイノベーションを活用した健康分野での新たな事業展開に挑戦するこちらの企業をご紹介します!

■株式会社QLife

※AUBA利用歴6ヶ月/コンタクト送受信回数60社/面談24社/共創中3社

※利用プラン:ベーシックプラン

https://auba.eiicon.net/projects/23833

 

ーー本日はよろしくお願いいたします。今回お話を伺うのは、株式会社Qlifeの開発 雄太様です。早速ですが、まずは事業内容を教えてください。

弊社は、国内30万人、世界600万人以上の医師が利用するプラットフォームを運営しているエムスリーのグループ企業として、医療業界の様々な課題を解決するべく、製薬企業向けのマーケティング支援を実践しています。

また、3年前からは医薬品の開発の治験に参加する方々の紹介サービスも展開し、現在は60万人以上のボランティア会員を有しています。

▲株式会社QLife 開発雄太様

ーー次に、他社との共創/オープンイノベーションに取り組もうと思われた背景を教えて下さい。

これまでの医療業界で培った経験を活かし、今後はより幅広いヘルスケア領域で事業を展開していきたいという想いがある一方で、十数年間医療分野に限って事業を進めてきたため、食品や化粧品といった業界へのコネクションが豊富にあるわけではなく、業界の知見も不足しているというのが実情でした。

ですので、60万人以上の健康感度の高い会員を有しているという強みはあるものの、リサーチやプロモーションといった一般的なサービスや、そこから得られるデータなども活かした新しいチャレンジができるんじゃないか、と漠然と考えていたような状況です。

ですので、当初は明確なアイディアがあったわけでは無いのですが、何かしら新たな取り組みができないかという思いでAUBAに登録しました。

ーー豊富なデータをもとに新しいチャレンジをしたいという想いでAUBAに登録されたということですね。実際にAUBAを使用されてみていかがですか?

これまでAUBAを通じて60社ほどとやりとりし、24社と面談させていただきました。現在は

その内の4社と共創を進めている状況です。

ーーこれまで40社ほどの企業にメッセージを送られたとのことですが、面談する企業はどのような基準で判断されたのでしょうか?

私がAUBAで検索してメッセージを送っています。新着や更新はよく見ていますね。

60万人の会員を活かすという事で、比較的toC向けの製品やサービスを有している企業様が中心です。広義の「健康」という観点で見ていますので、保険・化粧品・食品関連の企業様が多めではあります。それ以外ですと衛生用品を作られている企業様や、事業自体はBtoBなものの、今後toCに参入を考えていそうな企業様などにもお声掛けさせていただきました。

今後は、さらに幅広い分野において企業様に出会えればと思っています。

ーー既にお話が進まれている企業様がいらっしゃると伺っています。どのようなお取り組みなのでしょうか?

1つ目は某ヘルスケア企業様とのお取り組みです。

先方は毛髪の分析をやられており、技術はあるがデータが足りないとのことで、検査自体を売りにしているというよりは検査で集まったデータを活用した事業を行いたいようでした。

そこで、QLifeの会員からデータを収集することをご提案しています。

先方としてはデータを収集できるというメリットがあり、QLife会員にも新しい検査をモニターのような形で受けられるというメリットがあります。更に、QLife会員であることの価値が高まると、新規会員の集客や会員の活性化という観点で、結果的に弊社にもメリットがあると考えています。

勿論データを集めることがゴールではありませんので、集まったデータで更なるビジネスの創出ができないかという観点でも先方と協議していく予定です。こちらは条件面等も合意済みですので、細かなオペレーションが確定次第スタートする見込みです。

2つ目は某ヘルスケア企業様3社とのお取り組みです。

各共創共に、先方が扱っている製品をQLife会員向けに安価で提供するという取り組みです。QLife会員を先方のECやLPに誘導していくような仕組みですが、クローズドなマーケットだからこそ出来る特別価格で製品を提供をいただくとともに、我々は成功報酬型でサービス提供ををすることで、先方のリスクを最小化しています。

更に、購入に至った方へは弊社からアンケートを行い、その結果をフィードバックすることで、単純な売買やプロモーションで完結しない関係性を構築しようと考えています。

こちらもその先を協業を見据えたトライアルの観点も強いのですが、間もなくスタートする予定です。

3つ目は某保険会社様とのお取り組みです。

先方は保険代理店ですので、QLife会員を彼らの保険サービス関連の面談に誘導していきたいと考えています。ただ、紹介をして面談をして終わりではあまり意味がありませんので、結果として会員の健康維持に繋がったり、会員であることのメリットを感じていただけるようなスキームを検討しています。

ーー共創を通じて、他社との連携において重要だと感じられたことはございますか?

弊社としても各社様の事業内容やミッションなどを全て把握出来ている訳ではありませんが、メッセージを送る段階で、弊社としてその企業の方と何を一緒にやりたいと思っているのかをしっかりと伝える事が重要だと考えています。

例えば、自己紹介はある程度定型文になりますが、それと合わせて必ず「こういうことで共創は出来ませんか?」というイメージを記載するようにはしています。逆に言うと、そこに書けるような内容が浮かばない企業様にはコンタクトを控えています。

もちろん共創イメージを伝えた結果、「確かにそうだよね」という嬉しいリアクションをいただくこともあれば、「それはスコープ外」と言われることもあります。

ただ、スコープ外でも合わせて「我々のミッションはこれだよ」という返答までいただけるケースもありますし、前向きなお話に進みやすいと考えています。

逆に他の企業様からお声掛けをいただく際は、具体的な共創イメージが沸いていなくても、ディスカッションから生まれるものが多々あるのも事実ですので、基本的にはお会いするようにはしています。ただ、やはり「こういうことをしたいです」と言っていただいた方が、「それは違うけどこれなら出来るかも」という案も生まれやすいですね。

もうひとつ大切にしているのが、リスクと利益はともに分け合うという姿勢です。もちろんお話をしている中で単純なサービス提供になるというケースもありますし、それ自体を問題とは考えていません。ただ、基本的な意識の部分で、失敗した場合のリスクを相互で負う代わりに、成功した場合の利益もしっかりと分け合う。だからこそ双方が成功に向けて共創にアクセルを踏むことが出来るのだと思います。

例えば、会員向けにリサーチを行いたいというお話があったとします。しかしながら、世の中には素晴らしいサービスを提供されているリサーチ会社様はたくさんありますし、単純に調査費をくださいというご提案をしたところで、弊社を選ぶ理由も少ないかと思います。

ですので、ある企業様とは新製品開発に向けて弊社会員へのリサーチをある程度固定した費用で継続的に行っていただき、その結果生まれた製品が売れたらその利益を一部分けていただく。逆に開発に失敗したり、売れ行きが良くなかった時には我々からご請求する金額は非常に少なくなるという形で、一緒に成長していくモデルをご相談しています。

ーーコロナ禍での事業展開において、何か影響はございましたか?

医薬品のマーケティング支援事業では、コロナ禍で製薬企業が「医師に直接会えない」という大きな課題が発生し、合わせて業界的にデジタルを推進する流れもありましたので、そのような課題に対する取り組みという面でビジネスへの影響という観点ではプラスに働いたかと思っています。

医薬品開発支援も、一時的に試験が中断するなどの影響はありましたが、その後遅れを取り戻そうとして多数のご相談をいただいたりもしていました。

また、私がいま取り組んでいるヘルスケア領域の事業においては、オンライン面談が当たり前の世界になったことで、たくさんの企業様にお会いできたと感じています。

以前はオンライン面談のツールがあったとしても、営業であるからには対面で会いに行かないといけないという雰囲気がありましたが、今は払拭されました。

現在共創中の企業様や、それ以外のAUBA経由で面談したすべての企業様ともオンラインでのみお話をしており、対面で会った事はありません。共創進行中の企業様も関西や九州の企業様などが多く、従来の環境であればこのようなスピード感で進められることは絶対になかったのではないかと考えています。

ーーオンラインでも共創を進めることが当たり前の文化になったことはスピード感の面では非常にいい変化ですよね。貴社は現在サブスクリプションプランのベーシックプランをご利用いただいています。こちらはオンラインコンサルを内包した伴走支援型のプランですが実際にご利用になられてみていかがですか?

弊社は医療以外の健康領域に対する知見が全くないところからスタートしましたが、一度も話したことのないような分野の企業様ともお話ができ、AUBA自体非常に面白いプラットフォームだと感じています。

当初数か月は無料プランで悩みならチケットを使用していたのですが、やはりコンタクトしたくても出来ないというケースもありましたし、オンラインコンサルでは「こういう企業を探している」というイメージを正しく伝えることで、新着や更新だけを見ていても辿り着けない企業様を多数紹介いただき、実際にそちらにアプローチをして面会に至ったケースもいくつかありました。

あと、有料プランに加入していると自社のPRページを閲覧したりお気に入りに登録してくださった企業様が履歴という形でわかるので、そちらも有用でしたね。

 

ーー最後に今後の展望をお聞かせ頂ければと思います。

弊社にとって、医療以外のヘルスケア分野はこれから育てていく新事業という位置づけです。そのため、サービス内容や方向性を固めすぎず、「世の中の課題解決」という側面でやれることは何でもやっていきたいと思っています。

もちろん事業会社ですので利益を度外視してというお話ではありませんが、目の前の利益だけを追うのではなく、大手企業様からベンチャー企業様まで、様々な企業様とリスクと利益を分け合いながら、相互に発展していけるような関係性を構築し、その結果として事業の成長、イノベーションの実現、健康な未来づくりへの貢献が出来ればと考えています。

ーー貴重なお話ありがとうございました!

※※今回ご紹介した企業にご興味頂いた方は是非以下よりコンタクトが可能です※※

【株式会社QLife】

https://auba.eiicon.net/projects/23833

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【共創状況報告にご協力頂いた方へ、メッセージチケットプレゼント!】

AUBAでは実際に他社様とお会い頂き、提携検討フェーズに進まれている方を対象に、共創状況のヒアリングをさせて頂いております。

提携に向けて2回目の商談が決まった!という段階から、実証実験に向けて進んでます!等、お聞かせ頂ける範囲でお答え頂けますと幸いです。

https://inquiry.eiicon.net/l/864992/2020-12-08/27g2gq

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AUBA活用についてお困りの方は是非オンラインコンサルタントにご相談ください!

現在、サブスクリプションプランに含まれる個別面談を初回無料で受けることができます。

例えば、

・改めてAUBAの基本的な使い方を教えて欲しい

・どのようにメッセージしたら返信が返ってくるのか

・希望に合う企業を紹介してほしい

など、ご相談をお受けすることが可能です。

この機会にぜひご活用ください。

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■個別面談の詳細

面談方法: オンライン

※無料で登録不要のオンライン会議ツールを使用します。

面談可能日時: 平日 11:00~18:00

所要時間:30分程度

お申し込み方法:以下URLより、ご希望のお時間をご選択くださいませ。

https://eiiconcs.youcanbook.me

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谷口真穂eiicon company

AUBA運営事務局にてカスタマーサクセスを担当しています!
皆様のAUBA活用に役立つ情報をお届けしてまいります

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