
vol.85 AUBA活用事例インタビュー 建設業界特有の課題を解決するためのプログラムを共創で開発中! / アウェイ建築評価ネット株式会社
こんにちは!AUBA カスタマーサクセスチームの谷口です!
AUBAご活用の参考となる事例やユーザ様の声から生まれた特集情報等、様々なお役立ち情報をお届けするこのブログ、本日は活用事例の85弾をお届けいたします。
今回は建築基準の構造計算適合性申請業務において一昨年まで、都内で受託数上位3の信頼を維持していたこちらの企業をご紹介!
■アウェイ建築評価ネット株式会社
※AUBA利用歴半年/コンタクト実績10社/共創検討中1社
https://auba.eiicon.net/projects/23910
ーー本日はよろしくお願いいたします。アウェイ建築評価ネット株式会社の吉川様です。さっそくですが、まずは事業内容を教えてください。
弊社は、建設業界において建造物の構造計算適合性判定業務が制度化された時期に創業し、適判事業で人気を得ましたが現在は建築基準の確認申請をメインで行っています。
以前、一級建築士による構造計算書の偽造問題が発覚したことがメディアでも大きく報じられて話題になったのですが、この構造計算書は建設業において非常に重要で、偽造されると耐震基準を満たさないマンションやホテルが建設されたりするリスクがあります。住人の方達に安心安全に住んでいただくため、建造物がきちんと建築基準を満たしているか耐震性や防火や避難安全性か適正かを申請書類でチェックするのが弊社の役割で、関東を中心に静岡や名古屋エリアの都市部まで対応しています。
▲アウェイ建築評価ネット株式会社 吉川様
ーー次に、他社との共創/オープンイノベーションに取り組もうと思われた背景を教えて下さい。
おかげさまで弊社は、建築基準の確認申請業務や構造計算適合性判定において都内では一定の信頼を維持して来たのですが、これらの申請業務は手作業が多く審査員や判定員の個人的経験値に頼らざるを得ないという、業界特有の課題がありました。
弊社では海外での同業界の動向を常に追っていて、早くから国内でも電子申請ができるようにするべきとの考えから、独自の電子申請プログラムの開発を進めてきました。
ただ、皆さんご想像いただけると思うのですが、申請する際には縦割り組織の行政が絡むため、一部の機関を除き、今でも紙による申請が継続されてのが実態です。
そのため現在弊社では、本申請前の事前審査段階までを電子化プログラムで対応しています。
ここ数年で日本も国土交通が主体となってBIMによる確認申請を制度化する研究がスタートし、菅政権主導で縦割り組織の改革がデジタル庁で進行すると思われ、申請もやっと本格的な電子化の流れにシフトして来るものと期待して、BIMによるコードチェックを目指したプログラムの開発を目指し、複雑で間違い易い個人別経験の手作業の減少を加速させたいとの思いで共創のプラットホームを活用しています。
※BIM:建物のライフサイクルにおいてそのデータを構築管理するための工程。3次元のリアルタイムでダイナミックなモデリングソフトウェアを使用して建物設計および建設の生産性を向上させる等。
建設業界では今後急速に電子化が進むことが想定されるので、これまで開発してきたプログラムに、建築設計を可視化でき、法規の検索や判定ができる機能を付加した総合的なプログラムを共同開発してくださる共創パートナーを探すことにしました。
また、建築設計において現在は2次元CADが用いられることが主流ですが、これまでの2次元図面をBIM 図面にするためのソフト開発も必要と考え、こちらでもご協力いただける企業を探しています。
ーーどのような流れでパートナー候補にコンタクトされて、どのようなお取り組みが進んでいるか教えてください。
先ほど、お伝えさせていただいた通り、弊社ではBIMの海外動向をBSJの一員として資料拝見させて頂いていますが、欧米やアジア先進国は進んでいて、建築確認にITを活用する事例が多数あり、日本は遅れをとっていることを痛感していました。
正確で効率的な確認作業のために、これまでは自社内で可能な限り業務をIT化するべく開発を進めてきましたが、建築確認作業は大変複雑で社内の技術だけではIT化できない部分があり、壁に当たっていました。
そこで、AUBAでアメリカの建築関連企業のコンサルティングパートナーを務めている企業様を見つけ、共創することで打開策を見出せればとコンタクトさせていただきました。
まず最初のお取り組みとして進めさせていただいているのは、図面の電子化です。
現状は建物の全体イメージを掴むために、平面図を印刷したものを手作業で折り畳み、何十枚も広げて確認しています。
この非効率な作業を省くことができるソフトウェアを共同で開発する流れで進めています。実現すれば、これまで2次元図面を紙ベースで出力し審査していた作業が、デジタル上で3次元で確認し、判断できるようになります。
ーー実現すれば建築業界特有の課題を解決できそうですね!実際にAUBAをご利用されてみていかがですか?
弊社が求めている共創内容とAUBAとの相性が非常に良いと感じています。
自社が求めている方向性と合う企業と出会えて、共創で実現したいと思っていたことが具体的に進んでいるので、感謝していますね。
ーー最後に今後の展望をお聞かせ頂けますか?
弊社の共創の取り組みはまだ道半ば、図面を電子化して3次元で確認できる技術は見つかったので、今後はこの技術をどのように活用し、安全性の確認に繋げられるかが今後の課題だと思っています。
建設業界全体にとってもインパクトのある大きなテーマだと認識しているので、しっかりと正確性を上げて形にしていきたいと思っています。
ーー貴重なお話ありがとうございました!
※※今回ご紹介した企業にご興味いただいた方は以下よりコンタクトが可能です※※
【アウェイ建築評価ネット株式会社】
https://auba.eiicon.net/projects/23910
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【共創状況報告にご協力頂いた方へ、メッセージチケットプレゼント!】
AUBAでは実際に他社様とお会い頂き、提携検討フェーズに進まれている方を対象に、共創状況のヒアリングをさせて頂いております。
提携に向けて2回目の商談が決まった!という段階から、実証実験に向けて進んでます!等、お聞かせ頂ける範囲でお答え頂けますと幸いです。
https://inquiry.eiicon.net/l/864992/2020-12-08/27g2gq
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AUBA活用についてお困りの方は是非オンラインコンサルタントにご相談ください!
現在、サブスクリプションプランに含まれる個別面談を初回無料で受けることができます。
例えば、
・改めてAUBAの基本的な使い方を教えて欲しい
・どのようにメッセージしたら返信が返ってくるのか
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この機会にぜひご活用ください。
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■個別面談の詳細
面談方法: オンライン
※無料で登録不要のオンライン会議ツールを使用します。
面談可能日時: 平日 11:00~18:00
所要時間:30分程度
お申し込み方法:以下URLより、ご希望のお時間をご選択くださいませ。
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谷口真穂eiicon company
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