
vol.63 AUBA活用事例インタビュー ヘルスケア、教育、インフラ、通信と多様な領域の企業と共創に向けた取り組みを進行中!/株式会社セガ エックスディー
こんにちは!AUBA カスタマーサクセスチームの谷口です!
AUBAご活用の参考となる事例やユーザー様の声から生まれた特集情報等、様々なお役立ち情報をお届けするこのブログ、本日は活用事例の63弾をお届け致します。
今回はエンタテインメントのノウハウを生かし幅広い業界との新規開発に取り組む、こちらの企業をご紹介!
■株式会社セガ エックスディー
※AUBA利用歴11ヶ月/コンタクト受信10社 送信47社 /面談20~30社/共創中2社
https://auba.eiicon.net/projects/19808
▲株式会社セガ エックスディー 取締役執行役員CXO 伊藤 真人様
株式会社セガにゲームプランナーとして入社。モバイルを中心に複数タイトルのゲームディレクターを担当。非ゲーム新規事業領域に転籍後、スマホゲーム向けマーティング プラットフォームNoah Passの立ち上げにディレクターとして参画。
総ユーザー数1億超、月間アクティブユーザー1200万人規模にまで成長。その後、事業戦略立案、事業提携、開発管理など幅広く事業に携わる。
株式会社セガと株式会社電通グループの合弁会社である、セガ エックスディー の共創事業責任者として様々な企業/団体とのコラボレーションを仕掛け、新たな体験価値の創出を推進。
▲株式会社セガ エックスディー CEOプロジェクト室 副室長 水野 真志様
2012年グリー株式会社に入社。複数のゲームタイトルのプロデュースに従事した後、新規事業の立ち上げにて事業開発全般に携わる。
2016年株式会社セガゲームス(現セガ)入社。複数の新規事業の立ち上げ・運営における事業開発全般を推進。2020年より株式会社セガ エックスディーに出向。セガグループがBtoC領域で培ってきたエンタテインメント領域における事業開発アセットを活用し、パートナーと企業課題・社会課題の解決を目的とした新規事業・サービスの事業開発を推進。直近では全社における事業戦略・外部パートナーとの協業・提携業務を推進。
ーー本日はよろしくお願いいたします。今回お話を伺うのは取締役執行役員CXO 伊藤様、水野様です。さっそくですが、まずは事業内容を教えてください。
弊社はセガと電通のジョイントベンチャー企業で、「エンタテインメントを活用して人の行動変容を起こして課題解決をする」事業を行っています。親会社であるセガはエンタテインメント領域で幅広くエンドユーザーにコンテンツを提供しています。衣食住ではない、ゲームをはじめとした「エンタテインメント体験」というものに人々が時間とお金を費やしているパワーをただの娯楽にとどまらせず、様々な産業とかけ合わせることができないか、という中で様々な企業様とお取組みを進めております。
今の時代では「エックステック」「フィンテック」など...様々な分野でテクノロジーが活用され社会が進化していますが、効率や利便性を追求するテクノロジーだけでは解決できない複雑な社会課題も増えてきています。そこで我々は、エンタテインメントが持つ「人を楽しませる」「ポジティブなエネルギーを生み出す」といった力を社会に提供できないか...と考え、様々な分野とエンタテインメントを掛け合わせ「社会をエンタテインメント化する」という考え方を、一言で「エックステインメントカンパニー」と定義して事業を展開しています。
人々がゲームに注ぐ熱量に着目して事業を展開されているのですね!なぜ他社との共創/オープンイノベーションに取り組もうと思われたのか、背景を教えて下さい。
これまで多くは自前でBtoC事業に取り組むことが多く、外部とのネットワークが少なかったため、パートナーリレーション拡大の目的でAUBAに登録しました。社会に新しい付加価値を提供することに共感してくださる様々な分野の企業様との共創を模索しています。
ーー同じ目的を持つ企業様との共創に取り組まれているのですね。実際にAUBAを活用されてみていかがですか?
これまでに10社からコンタクトを受信し、47社にコンタクトを送信させていただきました。また、そのうち20-30社と面談をさせていただき、現在複数の、様々な業界の企業様と共創に向けたディスカッションをさせていただいております。
介護、電気、通信と多様な領域の企業と共創に向けた取り組みを進行中
ーー既にお話が進まれている企業様がいらっしゃるとのこと!どのような共創内容をお考えなのでしょうか?
現在、複数の企業様と共創に向けたディスカッションをさせていただいており、具体的な座組みが組めている企業様もいらっしゃいます。
ヘルスケア領域の企業様とは、日常的な運動を継続するモチベーションが続けられないという生活者課題に対し、ゲーミフィケーションや行動経済学の考え方を活用した、行動変容を促進するサービスを検討しています。日々の運動が義務的になるのではなく、楽しく運動が続けられる体験を目指しています。
教育領域の企業様とは、自発的な学習意欲向上、理解度向上を実現するために、勉強教材をエンタテインメント化することで、より意欲的に学習に取り組み、学習効果の高い反復学習を促進できるサービスを検討しています。特定教材をゲーム化する娯楽体験ではなく、日々の学習がいつの間にか楽しくなる体験を目指しています。
また、他にもインフラ企業様・通信領域の企業様とは先方のアセットと弊社の「人を夢中にさせる」ゲーム開発の知見やUXデザインのアセットをかけ合わせ新しいサービスやプロダクトを開発する方向でディスカッションをしております。
ーー異なる業界の複数の企業様と共創に向けて話し合われているのですね。貴社はニーズが合う企業とコンタクトをとり、共創に至ることができているかと思うのですが、メッセ―ジの送信先はどのように決めているのですか?
AUBAから受信する推薦メールを参考にすることがほとんどですね。またAUBAの検索機能を活用することもあります。その場合は幅広い業界の企業様とお会いしたいと考えている中で、共創の座組をしっかりとイメージできる企業様にメッセージを送信しています。事前に共創アイデアを膨らませてからアプローチをすることを意識していますね。
「ゲーム会社」というセガの認知を超えた取り組みーゲームを軸に新しい領域で社会課題に取り組んでいく
ーー具体的な共創イメージを描くことができる企業様にメッセージを送信されているのですね。何かメッセージ内容にポイントはありますか?
ありがたいことに親会社である「セガ」の認知度が高いこともあり、弊社の会社名を見て「ゲーム」のイメージをお持ちになる方が多くいらっしゃいます。しかし認知度がある一方、そのイメージが先行して「ゲーム事業は自社には関係ない」と思われてしまう可能性を懸念しています。それを避けるために「ゲームを軸に新しい領域で社会課題に取り組んでいます」ということを明確にしたうえで、相手の事業内容に合わせた共創の座組を提案していますね。
ーー貴社特有の課題を乗り越える工夫をされているのですね。オープンイノベーションに取り組むうえで何か課題に感じることはございますか?
オープンイノベーションに取り組む企業様は共通して「オープンイノベーションで世の中をよくしていこう」と考えていらっしゃるので、取り組み方や姿勢にギャップを感じることはありませんが、他社様とお取り組みをする中で企業や業界文化の違いを肌で感じることはあります。プロジェクトのスケジュール管理や投資に対する考え方など、業界が違えばルールが違い、面談時にそれに直面することも多くあります。ですが、そもそもオープンイノベーションというのは、全く違う環境でビジネスをしてきた者同士が出会うということなので、文化や慣習に違いがあることは当たり前でそういうものだと割り切っています。課題に感じるのではなく、コミュニケーションを通じてお互いを知る姿勢が大切だと思いますね。
ーーオープンイノベーションではお互いのことを理解しようとする姿勢が非常に重要ですよね。貴社が共創に取り組むうえで大切にしていることはありますか?
全く知らない未知の産業に踏み込むので事前勉強は非常に重要だと考えています。
せっかくのディスカッションの機会をより充実したものにしたい、またエックステインメントカンパニーとして幅広い業界の企業様と様々なお取り組みを実現したいと考えているので、相手企業様のコンディション、業界全体の構図や課題などの事前調査は徹底的に行い面談に望んでいます。弊社は既存のプロダクトやサービスを発展させたいのではなく、お互いのアセットをかけ合わせることで「新しい何か」を生み出したいと考えているので、様々な共創のカタチについてディスカッションができるように先方企業様や業界に関する下調べを広く、深く行っています。
相手の企業様によって「新しい何か」のかたちが全く異なるので毎回チャレンジングなことではありますが、共創を実現するためには非常に重要なことだと思います。
ーー実現性の高い具体的な提案をするためには事前調査が欠かせないということですね。AUBAをご利用されているご感想をお伺いできますか?
ゲーム業界という外部とのネットワークが狭く閉ざされた業界にいた身として、外への入口をつくってくれたと感じています。非常にありがたいサービスで、唯一無二の価値があるなと感じますね。今後、様々なオンラインイベントの機会を通じてより多くの企業様と深くコミュニケーションができることを期待したいです。
ーーお誉め頂き大変光栄です。最後に今後の展望をお伺いできますか?
今後もエックステインメントカンパニーとして様々なパートナー企業様と新しい事業を創っていきたいと考えております。一方で、共創を進めていくにあたり、エンタテインメントという心理的なハードルの高さやエンタテインメントが故に具体的な取り組みのイメージがしにくいというお話もいただいているため、これらに対して2つの軸をもって事業を展開していくことを考えています。
1つは短期間でゲームを開発することができるSaaSソフトを展開することで、よりエックスステインメントの価値や効果を非ゲーム企業様に身近に感じていただければと考えています。企業様が自社のランドマークとなるようなゲームを創りたいという話をよく伺うのですが、一般的にゲームの開発には長い制作期間と大規模な開発費用が必要になります。そこで、企業様が1週間ほどでユーザーが夢中になるようなゲームコンテンツを制作することができるエンタメSaaSを開発しました。企業様のPoCの手段としても、ユーザー様との接触機会を増やすためにもご活用いただけます。よりゲームビジネスを様々な企業様に身近に感じていただけるようになるのではないかと思います。
2つ目はゲームを軸にしたデジタルコンテンツの制作において、デジタル上で完結するだけではなく五感や肌で体感する「コト」体験を取り入れていくことを考えています。オンライン化が進む今だからこそ、より五感で「コト」を体験できる、リアルなハードウェア・プロダクトや実際に訪れることができる場所の活用など、デジタル×リアルの体験を創出し、より夢中になっていただけるようなコンテンツやサービスの制作に取り組んでいきたいと考えています。
ーー貴重なお話ありがとうございました!
※※今回ご紹介した企業にご興味頂いた方は是非以下よりコンタクトが可能です※※
【株式会社セガ エックスディー】
https://auba.eiicon.net/projects/19808
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AUBAでは実際に他社様とお会い頂き、提携検討フェーズに進まれている方を対象に、共創状況のヒアリングをさせて頂いております。
提携に向けて2回目の商談が決まった!という段階から、実証実験に向けて進んでます!等、お聞かせ頂ける範囲でお答え頂けますと幸いです。
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AUBA活用についてお困りの方は是非オンラインコンサルタントにご相談ください!
現在、サブスクリプションプランに含まれる個別面談を初回無料で受けることができます。
例えば、
・改めてAUBAの基本的な使い方を教えて欲しい
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など、ご相談をお受けすることが可能です。
この機会にぜひご活用ください。
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■個別面談の詳細
面談方法: オンライン
※無料で登録不要のオンライン会議ツールを使用します。
面談可能日時: 平日 11:00~18:00
所要時間:30分程度
お申し込み方法:以下URLより、ご希望のお時間をご選択くださいませ。
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