コロナ重症度を5分で診断
ワクチン接種が開始された国もあるとはいえ、コロナウイルス感染拡大による世界的な医療機関の病床不足は続いています。
スイスのスタートアップが開発したコロナウイルストリアージ機器を使えば、1滴の血液採取で5分以内に重症度の判別が可能です。既にCEマークを取得し、欧州での販売も可能な状態となりました。より迅速で簡単な検査機器の提供により、治療効率をあげ、医療従事者の負担軽減を目指します。
同機器を開発したAbionic社は、スイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)のスピンオフで、スイス・イノベーションがスイス西部で展開するパーク・ネットワーク・ウエスト EPFL内のバイオポール(Biopôle)に拠点を構えるスタートアップです。
画像:Abionic社開発の「cSOFA」は、コロナウイルス患者の血液サンプルを分析し、5分以内に重症度判定が可能です。©Abionic
松田 俊宏在日スイス大使館
スイス国内で6ヶ所のテクノロジーパークを運営。世界各国からの企業とスイスの研究機関が集まる研究開発拠点として、日本企業のスイスでのオープンイノベーションプラットフォームを提供しています。
在日スイス大使館
スイス・ビジネス・ハブ 投資促進部