No.38/100【第3,652号】《トスバッティング・センター 〜ゴルフ練習場の生き残り策〜》
小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_23]
No.38/100【第3,652号】《トスバッティング・センター 〜ゴルフ練習場の生き残り策〜》
ゴルフ人口が減っている。2015年770万人から2016年は220万人減って550万人(レジャー白書2019)、現在は650万人。乱高下しているが減少傾向なのは間違いない。大きな要因はゴルフプレーヤーの高齢化。
体感的にもわかる。40代の私の周りでもゴルフ経験はあるが続けている人はごくわずか。歳をとってもできるスポーツというメリットが逆に仇となっている可能性も。
さて、通勤途中にゴルフ練習場(打ちっ放し)がある。田舎でもひときわ目立つ施設で巨大だ。2019年の台風でネットが倒れる事故があったが、管理・維持費も相当かかる。ゴルフ人口が減る現状から先行きが不安。
そこで、一案考えてみた。野球の「トスバッティング・センター」はどうだろう?
※「トスバッティング」とは、一人が斜め前から野球ボールを打ち手に向かって下投げて緩く投げ(トス)、打ち手が打つ練習。
<ゴルフ練習場を「トスバッティング・センター」へ>
(1)曜日・時間帯を限定して「トスバッティング・センター」に利用変更(例:土曜日早朝7時から9時)
(2)貸し出す際は野球チーム単位
(3)施設はそのまま利用でき、ボールはチームが持参
(4)打ち終わったらチーム全員でボールを拾い集め、再び打つというルーティン
(5)施設側はまったく手間がかからない。
野球人口も減っているが、それでもまだまだ他のスポーツより若年層の人口は多く、活動の活発だ。高校野球から中学野球、小学生の少年野球など、たくさんある。軟式と硬式でも各世代チームが別々にある。
実は我が家の息子二人もかつて野球少年で、次男は中学では硬式野球で全国大会にも出場した。硬式ボールのパッティング練習はなかなかできるグラウンドがなく、もしゴルフ練習場で思いっきり練習できるなら、喜んで借りたい。どのチームも横の繋がりがあり、声をかければすぐに複数チーム集まる。トスバッティングだけでなく、ティーバッティングもできる。
新型コロナウイルス以降、ゴルフ人口が増える要因は見当たらない。おそらく余暇で楽しむゴルフは減少に拍車がかかりそう。しかし、ゴルフ練習場がなくなってはゴルファーは辛い。そのため施設維持のためにも時間を割いて野球少年に貸してはいかが。
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『施設の複数転用』
小島:答え合わせは1年後
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/
代表取締役