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No.18/100【第3,632号】《QR基金 〜デジタル市民が日本の歴史的遺産を守る〜》

No.18/100【第3,632号】《QR基金 〜デジタル市民が日本の歴史的遺産を守る〜》

小島章裕

小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*

〜1年後の“きょう”を発想する〜

[発行:2020_05_16]

No.18/100【第3,632号】《QR基金 〜デジタル市民が日本の歴史的遺産を守る〜》

2020年の新型コロナウイルスの影響で国も地方も多額の税金を企業や国民に投入する。税金はこういう時にこそ、使うべき。誰も異論はない。

しかし、日本には大小さまざまな歴史的遺産が多数あり、日に日に朽ちていっている。早く改修工事をしないと失われてしまう建造物もある。特に地方で関心度が低い遺産は資金も補助金もなく、茅葺き屋根が朽ちて崩壊しそうな神社もある。そこで「QR基金」の設立を考えてみました。

<QR基金 想定シーン>

(1)ある歴史的に貴重な神社へ参拝に行きました。参拝を終え、帰ろうとすると一枚の立て札が目に入る。

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「茅葺屋根の改修」のためぜひ募金をお願いします

 [QRコード]

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(2)立て札を読むとお金でもポイントでも寄付ができるという。早速、スマホでQRコードを読み取り、アクセスしてみた。

(3)すると提携している企業やショップの一覧が表示され、私が会員になっているショップもあった。

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100ポイントから寄付ができます。会員様の寄付したポイント額に応じてショップ側も10%(仮)をプラスして寄付させていただきます

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(4)「ちょうど使い道のないポイントが250ポイントがあるから、寄付しよう」と寄付しました。すると神社側には(会員のポイント250)+(ショップのポイント25)が寄付されます。

(5)寄付が終わると、こんな画面が表示されます

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寄付をありがとうございます。寄付者登録をいただきますと、

・改修目標額の達成度

・改修計画の全容

・改修工事の進捗状況

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が専用サイトで閲覧することができます。また、完成後に<お披露目会のご招待券>も付いてきます。

もし、こんな仕組みがあったら余っているポイントや期限が切れそうなポイントを寄付したくなりませんか?

喜んで寄付する人も多いと思いますが、本当に改修工事に使われるのかという不信感がある人も少なくないでしょう。そのためにも透明性の高い仕組みで寄付を募り、日本の遺産を守っていくことが大事。

忘れた頃に、

「募金が目標額を達成しましたので、来年から改修工事に入ります」

「改修工事の様子を動画でアップしています」

とか、通知が来たら嬉しいですよね。関心度も高まり、完成後は見に行きたくなります。

逆に旅行をする度にQR募金ができる施設を探して募金をし、その後の経過を楽しむという旅行もありかも。

◆◆◆発想の起点◆◆◆

『透明性』

小島:答え合わせは1年後

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▼執筆者の小島とは?

私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。

しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。

上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。

社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。

▼あるものを活かして、ないものを創る専門家

『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム

https://iiidea.jp/

小島章裕

代表取締役

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