なぜIDENSILは消費者向けに「販売しない」のか?~プロのための遺伝子活用~
皆さま、こんにちは。株式会社グリスタ代表の斎藤です(投稿は弊社社員の根岸です)。
今回は、私の自己紹介とIDENSILの歩み、なぜIDENSILは消費者向けに「販売しない」のか?
等についてお話させて頂きます!
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名前は、斎藤利です。さいとう 『ちから』 と読みます。45歳、和歌山県出身です(お会いした方は意外に思われると思いますが、実は関西弁を話します)。
学生の頃は、大学~大学院と、流体力学の分野から竜巻を専門に研究していました。その後はエンジニア等の会社員を経て、バレーボールの個人指導スクールをおそらく日本で初めて(当社調べです)立ち上げ、独立しました。
現在の事業を始めたきっかけは、このバレーボールの個人指導がきっかけです。
スポーツでもスポーツ以外でもそうだと思いますが、指導を行っていると、「個体差」の存在に直面します。スポーツの指導者の方でなくともイメージがつくと思いますが、人によって同じメニューで練習しても、同じように食事を摂っても、体格差や上達に大きな差が生まれてきます。それはどうしてなんだろう、どうしたら全員を上達に導けるのだろう、と考えるようになりました。
そんなとき、遺伝子研究が進んでいて様々なことが分かるようになってきていること、世界のトップアスリートや競技スポーツのシーンで遺伝子情報の活用が進み始めていることを知る機会がありました。
そこで、スクール会員さんに役立つものになれば良いな、とスポーツ系の遺伝子キットを探してみたところ、2014年当時はDTC遺伝子キットとしても販売されていなかったため自ら企画して(スポーツ系のDTC遺伝子キット)販売するようになったことから、遺伝子業界に関わるようになりました。
自分でDTC遺伝子キットに関わるようになってしばらく経った頃、「これは誰のためにもならないし、なっていない」と感じることが非常に多くありました。メーカーからエンドユーザーに遺伝子情報を提供しても、デメリットしか存在しないと私自身、強く感じたのです。
そこで、遺伝子研究で著名な先生方に直談判に行きました。
カラダの専門知識を有する方向けに、業務用に特化した遺伝子キットを「『ちゃんと』開発したい」と相談したところ、「そういう事なら!」ということで快諾いただき、先生方とゼロからIDENSILを開発するに至りました(リリースするまでに数年、泣きそうになりながら頑張りました・・・という苦労話はまた機会がありましたらさせてください(笑))。
それが2018年頃の話で、IDENSILは2022年のはじめにアップデート版のリリースを行い、現在は2代目になっています(2023年1月現在)。
ちなみにIDENSILは業務用なので、一般の方への販売は行っていません。
カラダの専門家(医師やPT、管理栄養士など)や各専門サービスをお持ちの事業者で、遺伝子活用についての正しい知識をお持ち頂いている(弊社研修を受けて身に付けて頂くことも含め)、体質情報を参考にサービスを構築できる場合にのみ提供しています。
なお、アスリートについての記述が多くなってしまいましたが、遺伝子情報=持って生まれた体質は、アスリートだけが関係していることではなく、健康や美容など、生まれてから死ぬまで万人に関わるものです。それに合わせてヘルスケア、スポーツ、美容などに取り組むことで、今までよりより精緻に個別化した取組みへと変えられるようになってきています。
しかし、残念ながら前回触れたように、体質に関連する遺伝子についての「正しい情報」「リアルな情報」はほとんど出回っていません。
ですので、皆さんに「正しい情報」「リアルな情報」をお伝えするべく、IDENSIL情報局では大まかに以下のジャンル別に意識して書いていきたいなと思っています。
・遺伝子のあれこれ(検査やエビデンス、分かる事・分からない事など)
・遺伝子情報活用の事例・実例
・遺伝子業界について(ビジネスのリアル)
・その他(私のひとりごと?)
遺伝子情報を参考に、個別化された指導やサービスを提供したいと考えている専門家・専門事業者の方が、どういう形で遺伝子情報を採用したら良いのか参考になるような情報と、エンドユーザーの方ももっと遺伝子情報を身近に感じてもらえるような内容でお伝えするメディアにしていきたいと思います。
と、私の想いがたくさんありすぎて文章がまとまっておらず申し訳ありませんが、今回はここまで。お付き合いありがとうございました!
根岸 美奈株式会社グリスタ イデンシル事業部
株式会社グリスタ イデンシル事業部