
vol.133 AUBA活用事例インタビュー 玩具業界のトップ企業が他分野に進出!/株式会社シーズ
こんにちは!AUBAカスタマーサクセスチームの安江です!
今回は、玩具の開発・生産をメインに行うこちらの企業をご紹介!
■株式会社シーズ
※AUBA利用歴5ヶ月/コンタクト実績54社/共創中3社
https://auba.eiicon.net/projects/27552
●事業における課題、オープンイノベーション実践の背景は?
ーー本日はよろしくお願いいたします。今回お話を伺うのは、チーフの髙山様です。さっそくですが、まずは事業内容を教えてください。
弊社はバンダイナムコグループのグループ会社で、特に開発・生産の役割を担っています。バンダイナムコグループなので生産する製品は玩具やプラモデルが中心ですが、私が所属している部署では医療機器や家庭用品の開発・生産なども行っています。開発から生産まで、ものづくりを一貫して行えるのが弊社の強みですね。
玩具類と医療機器では一見飛躍があるように思えますが、実は玩具の開発に重要な簡素化・低コスト化という視点が医療機器の開発においても共通しています。医療メーカーの方から、大型の医療機器をより小型化して安価にしたいというようなニーズを頂いたことがきっかけで、玩具メーカーである弊社と医療メーカーの付き合いが始まりました。近年ものづくりは海外が主流になってきていますが、弊社は「国内を拠点に海外に負けないものづくり」を目標に掲げています。
▲株式会社シーズ チーフ 髙山 幸樹 様
ーーでは、他社との共創/オープンイノベーションに取り組もうと思われた背景を教えて下さい。
弊社はこれまで玩具作りを主軸にしてきましたが、少子高齢化の流れやプラスチック削減の流れを考えた時に、本当にこのまま玩具だけでやっていけるのかという課題感がありました。玩具のノウハウを活かして他業種へ進出することで、新たな技術を吸収しながら顧客拡大を模索したいという思いがあり、様々な企業と出会える場としてAUBAに登録しました。
●AUBAをどのように活用しているのか?
ーーAUBAを利用する際に、工夫されている点はございますか?
できるだけ多くの企業とお会いすることです。
AUBAの利用開始当初は、コンタクトを頂いても、しっかりと共創アイデアが固まってから面談を実施しようと考えていました。しかしそれだと、お会いできる企業が絞られてしまいますし、弊社のアイデア領域を超える共創が生まれる可能性は低いです。そのため、最近は少しでも可能性を感じればお会いし、まずはお話しようという風に動いています。面談前に先方のPRページに目を通しますが、文面からだけでは読み取れないことも多いので、市場ニーズを把握するうえでもまずはお会いすることが重要だと思っています。
ーーまず企業とお会いすることで共創の可能性を広げられているのですね!では、AUBAをご利用されてみての印象をお聞かせください。
他のマッチングサイトに比べ、AUBAはフランクに企業とやり取りができ実際にお会いすることもできるので、非常に使いやすいです。
他のマッチングサイトとAUBAの大きな違いは、PRページの充実度だと思います。他のマッチングサイトでは企業がどのような課題を持っているのか分からず、たとえ連絡したとしてもマッチングする可能性は低いです。一方AUBAはPRページに企業の課題が書かれており、そこに焦点を絞った内容のメッセージを送ることができるので、マッチングする可能性がグッと上がります。
また、AUBAコンサルタントの方には、いつもメッセージ送信先企業のご提案やアイデア出しを頂いており、非常に有難く感じています。
●活用による成果/変化は?
ーー実際にお取り組みに進まれているお話はございますか?
3社とお取り組みが進んでいます。
1社目は某大手食品会社様です。
現在は先方とNDAの契約を結んでいる真っ最中です。先方で廃棄される未利用食材を活用したバイオマスプラスチックの開発と、そのプラスチックを活用したプロダクトの開発について前向きにご検討いただいています。
2社目は株式会社メディカル・プリンシプル社様です。
先方は、医療分野において様々な事業を展開されている企業様です。先方と関わりのあるお医者さんの中に、病室で使える便利グッズを作りたいという想いをお持ちの方がいらっしゃいます。これを弊社との共創で形にしてきたいというお話をいただき、NDAを締結しました。また最近では、クラウドファンディングで資金を募ってみようという話になり、弊社・メディカル・プリンシプル社様・クラウドファンディング・お医者さんの計4者でお話を進めています。
3社目は某メーカー様です。
先方は、清掃用品等を扱われている企業様です。弊社の方からコンタクトを取ってメールのやり取りをしている中で、先方から課題を頂くことができました。先月末担当者の方と初めてお会いし、頂いた案件のお話や両社の考え等を話し、前向きに検討して行きたいということで意見が一致しています。
ーーオープンイノベーションに取り組む前と後で、変化を感じられた部分はございますか?
新しいニーズの存在に気付くことができました。
以前は、弊社が培ってきたノウハウを活かせる、ヘルスケア領域や家庭用品領域にターゲットを絞って企業を検索していました。しかし、実際に様々な企業とお会いする中で、自分が思っていた領域とニーズが合致しなかったり、逆に意外な領域にニーズがあったりしました。現在お取り組みが進んでいる企業様も、先方からご連絡いただけたことでニーズの存在に気が付けましたが、弊社からご連絡することは決して無かったと思います。そういう意味でも、相互にメッセージを送り合えるAUBAの存在は、オープンイノベーションに取り組むうえで重要な役割を発揮してくれていると感じます。
ーー最後に、今後の展望をお聞かせください。
玩具業界で扱う製品は一年で終わるような単年ものが大半を占めているので、将来的には長期間量産できるものを作っていきたいです。この目標を実現できれば、企業としても体力をつけて新たなチャレンジをすることができると思うので、その体制を整えるためにAUBAを活用していきます。
また、玩具以外の業界でも、弊社の主軸となるビジネススキームを構築したいと考えています。今はとにかく間口を広く持つことで多くの業界の方と繋がり、徐々にその間口を絞っていければと思います。
ーー貴重なお話ありがとうございました!
※※今回ご紹介した企業にご興味をお持ち頂いた方は是非以下よりコンタクトが可能です※※
【株式会社シーズ】
https://auba.eiicon.net/projects/27552
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【共創状況報告にご協力頂いた方へ、メッセージチケットプレゼント!】
AUBAでは実際に他社様とお会い頂き、提携検討フェーズに進まれている方を対象に、共創状況のヒアリングをさせて頂いております。
提携に向けて2回目の商談が決まった!という段階から、実証実験に向けて進んでます!等、お聞かせ頂ける範囲でお答え頂けますと幸いです。
https://inquiry.eiicon.net/l/864992/2020-12-08/27g2gq
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AUBA活用についてお困りの方は是非オンラインコンサルタントにご相談ください!
現在、サブスクリプションプランに含まれる個別面談を初回無料で受けることができます。
例えば、
・改めてAUBAの基本的な使い方を教えて欲しい
・どのようにメッセージしたら返信が返ってくるのか
・希望に合う企業を紹介してほしい
など、ご相談をお受けすることが可能です。
この機会にぜひご活用ください。
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■個別面談の詳細
面談方法: オンライン
※無料で登録不要のオンライン会議ツールを使用します。
面談可能日時: 平日 11:00~18:00
所要時間:30分程度
お申し込み方法:以下URLより、ご希望のお時間をご選択くださいませ。
https://eiiconcs.youcanbook.me
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安江 裕太eiicon company
早稲田大学人間科学部健康福祉科学課卒業。 地域社会学を専攻していました。 現在はeiicon companyにて、大手企業さまを中心としたオープンイノベーション活動のサポートを担当しております。
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Enterprise事業部 Open Innovation ConductionG