
vol.106 AUBA活用事例インタビュー 対等な共創を実現したい!花の無限の可能性を信じる企業の魅力に迫る!/有限会社アネラ
こんにちは!AUBA カスタマーサクセスチームの安江です!
AUBAご活用の参考となる事例やユーザー様の声から生まれた特集情報等、様々なお役立ち情報をお届けするこのブログ、本日は活用事例の106弾をお届け致します。
今回は美しいフラワーデザインを手がけるこちらの企業をご紹介!
■有限会社アネラ
※AUBA利用歴5ヵ月/コンタクト実績7社/共創検討中2社
https://auba.eiicon.net/projects/25245
ーー本日はよろしくお願いいたします。今回お話を伺うのは、有限会社アネラの鈴木様です。
さっそくですが、まずは事業内容を教えてください。
弊社は、設立20年のフラワーデザイン事務所です。生花、造花、プリザーブトフラワーなどを使った商品開発、フラワーアート・フラワーインテリアの制作・販売、空間装飾などを手がけています。フラワーアーティストのマミ山本と私で運営しており、山本がデザイン、私が主に経営を担当しています。
「フラワーデザイン」と言うと、お花屋さんと勘違いされることが多いのですが、実は非常に異なっています。お花屋さんは市場から買い付けてお店に売るという機能を持っているのに対し、弊社は仕入れた花を加工してアート作品に変えたり、空間の装飾を施したりするという機能を持っています。
▲有限会社アネラ 代表取締役 鈴木 健司 様
ーーただお花を売るのではなく、加工や装飾を通してお花の一段階上の価値を提供しているのですね。それでは次に、他社との共創/オープンイノベーションに取り組もうと思われた背景を教えて下さい。
もともと弊社は、ウエディングフラワーをメインにやっていました。結婚式を美しく演出するお仕事です。コロナが流行する前は、売上の大部分がこのウエディングのお仕事でした。
しかし、コロナの影響でウエディングの数自体が少なくなってしまったのです。そこで新しい事業を始めようと考えた時、生産を得意とする弊社は販路の乏しさに直面しました。また、弊社はスタートアップのため資金面でも悩み、新たな事業を展開していくにはどこかと組んで販路や資金を確保しなければと思いました。そして、山本のデザイン性を生かすためには、すでにリソースを持っている会社さんと結びつきを作りたいと考えていたところ、AUBAに出会いました。
ーーコロナによる結婚式の減少がきっかけでオープンイノベーションに取り組まれたのですね!オープンイノベーションに取り組まれた結果、どのような共創が生まれたのでしょうか?
現在は2社と共創が進行しております。
弊社は現在、AUBA外のアクセラで結びついた企業様と、アートパネルや花の素材を生かした建築素材の開発に取り組んでいます。1社目の企業様とは、その商材のPRの可能性を模索している最中です。先方は、乗り物内で扱う備品や機材のうち使われなくなったものをただ廃棄するのではなく再利用するということを考えているそうで、この廃棄物を弊社が開発に取り組む建築素材に活かせれば、先方のブランドとしても売っていけるのではないかとお話をしているところです。
2社目の企業様とは、オフィスビルブランドの立ち上げに取り組んでいます。先方がAUBAのホームページに、「オフィスビルをつくりたい」「SDGsを実現したい」という内容を書かれていたので、何かうちで役に立てることがあるのではないかと思い私からメッセージを送りました。すると、意外にも先方が食いついてくれて、こういうことをしたいという話を先方から積極的にしていただけました。現在は、オフィスビルブランドの立ち上げに向けて、うちのデザイナーがコンセプトについて考えているところです。コンセプトメイクから一緒にやっていくつもりでいます。
ーーそれぞれ異なる分野の2社と共創を進められているのですね!様々な企業様/担当者様とお話を進められていく中で、このような企業様/担当者様と出会いたい!という理想像はございますか?
そうですね。弊社のようなスタートアップからすると、権限のある方が自ら音頭を取ってくれる企業さんは非常に魅力的です。「明日にでも共創を始めたい」という心意気で弊社はいるので、話を早く進められる企業さんと出会えたら嬉しいですね。
また、担当者様に関しては、山本のデザイン性やセンスを素晴らしいと思ってくれる方でないと何も始まらないと考えています。逆にそこに価値を感じてくれた方は、非常に情熱をもって取り組んで下さる印象です。以前、山本の作品を気に入った担当者の方が、すぐに責任者の方をつけて下さり、かなり情熱的にお話を進められました。オープンイノベーションは、向こうが持っていない価値をこっちが提供して、こっちが持っていない価値を向こうが提供するものなので、本来はこのように対等な関係であるべきだと思っています。金を出してやるからやってくれ、という感じだとちょっと嫌ですね(笑)お互いが対等な関係でお話を進められる担当者の方だと嬉しいです。
ーーでは、オープンイノベーションに取り組むうえで何か課題を感じたことはございますか?
2つあると思います。
1つ目はお互いの理解度についてです。弊社は、花に関する知識を常識としていますが、先方は花について知らないことの方が多いです。反対に、弊社は花以外の分野に詳しくないため、相手の企業さんがどのようなリソースを持っているのか分かりません。だからこそ、相互の理解度を深めていかなければいけないという課題があると思います。
2つ目は組織構造の問題です。つまり、先方の役員にどう説得していくかということです。とくに大手だと、弊社とスピード感の異なる企業様もいらっしゃるため、順調に共創を進めていくためのご提案方法などは工夫しています。弊社は明日からでも動けるのに…という気持ちになることも多いですが、そこは理解する必要があると思っています。
ーー最後に今後の展望をお伺いできますか?
単純に弊社だけでやろうとすると、空間の装飾をしたり、お花を使ったアート作品を作って販売したりということしかできません。しかし、花というものの特徴を生かした新しい価値・切り口はまだまだ可能性があると思っています。この価値に気が付いている企業様は少ないと思うので、そこは私が発信していくべきだと考えています。
私はアイデアマンのように思われることが多いのですが、実際はそうではないのです。何もないところから何かを生み出してるわけではなく、相手の意見を聞いて、相手がこういうことをしたそうだから、こういうアイデアを出す、というように、何かに反応してアイデアを出しています。様々な企業さんとお話をして、そこから新たな共創を生んでいけたらと考えています!
弊社の会社ビジョンは、「世界中の人々の心の中に花を咲かせる」です。このビジョンに価値を感じ、花をもっと様々な場面で使っていきたいと思っていただけるような企業さんとは、有益なお話を進められると思います。
ーー貴重なお話ありがとうございました!
※※今回ご紹介した企業にご興味頂いた方は是非以下よりコンタクトが可能です※※
【有限会社アネラ】
https://auba.eiicon.net/projects/25245
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【共創状況報告にご協力頂いた方へ、メッセージチケットプレゼント!】
AUBAでは実際に他社様とお会い頂き、提携検討フェーズに進まれている方を対象に、共創状況のヒアリングをさせて頂いております。
提携に向けて2回目の商談が決まった!という段階から、実証実験に向けて進んでます!等、お聞かせ頂ける範囲でお答え頂けますと幸いです。
https://inquiry.eiicon.net/l/864992/2020-12-08/27g2gq
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面談方法: オンライン
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面談可能日時: 平日 11:00~18:00
所要時間:30分程度
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安江 裕太eiicon company
早稲田大学人間科学部健康福祉科学課卒業。 地域社会学を専攻していました。 現在はeiicon companyにて、大手企業さまを中心としたオープンイノベーション活動のサポートを担当しております。
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