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vol.102 AUBA活用事例インタビュー 創薬の知見を活かして3ヶ月で4社と共創中!/スカイファーマ株式会社

vol.102 AUBA活用事例インタビュー 創薬の知見を活かして3ヶ月で4社と共創中!/スカイファーマ株式会社

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谷口真穂

こんにちは!AUBA カスタマーサクセスチームの谷口です!

AUBAご活用の参考となる事例やユーザー様の声から生まれた特集情報等、様々なお役立ち情報をお届けするこのブログ、本日は活用事例の102弾をお届け致します。

今回は、大学での長い研究成果をもとに創薬やサプリメントの開発をされているこちらの企業をご紹介!

 

■スカイファーマ株式会社

※AUBA利用歴3ヶ月/コンタクト実績21社/共創中5社

https://auba.eiicon.net/projects/26083

 

ーー本日はよろしくお願いいたします。今回お話を伺うのは代表取締役社長の安藤秀樹様です。さっそくですが、まずは事業内容を教えてください。

弊社は、再生医薬の開発と承認、上市を目指して創設した会社です。

 

いわゆる創薬ベンチャーをゼロから始めることは今の時代でもかなりチャレンジングです。厚生労働省の基準を全てクリアして臨床試験までもっていくのに早くても数年かかります。コストは何億円も掛かりますし、初めから資金を確保して始めたわけではありません。

 

そのため、もう一つの事業プランとしてサプリメント事業も計画しています。弊社はおよそ50種類の有効成分の候補化合物を保有しており、大体5分の1が天然物由来です。サプリメントや健康食品を食品メーカーや製薬会社と共創して事業化・商品化し、売上を得ることを短期的な事業として同時に進めようとしています。ここで得た収益を、メインの創薬事業に充当するというやり方です。

 

image

▲スカイファーマ株式会社 安藤秀樹 様

ーー創薬ベンチャーにチャレンジされているんですね。なぜ他社との共創/オープンイノベーションに取り組もうと思われたのか、背景を教えて下さい。 

 

新しい薬の承認や上市などの大きな挑戦をするにあたって、我々はスタートアップ企業のため自力で資金調達をするにはいくつもの課題がありました。幸い弊社には間も無く特許が公開される全く新しい薬剤・有効成分スクリーニング技術というコアコンピタンスがあります。これを活かして共創でサプリなどを開発することができるので資金調達につながると感じていました。安全性が担保されている天然成分を素早く見つけ出して認知症予防や血糖値抑制を標榜し、大手とコラボして売上を得ることを目指しました。

 

ーー長期的な目標である創薬をするために、サプリメント等の開発を短期的な目標に据えて共創先を探されたいということですね。具体的な共創のお話はございますか?

 

5社あります。まずは、某製薬企業様です。こちらとは健康食品の事業化を目指そうというお話を進めています。また医薬の製剤、加工についても共創するチャンスがあるのではないかと考えています。ただこれについては、今後の展開次第でという話になっています。弊社は短期事業で健康食品、長期事業で製薬に取り組んでいくというスタンスで考えていますが、こちらの企業様はお互いの開発フェーズが合えばどちらにも関わってくれるとおっしゃってくれています。新薬の製造をサポートしてもらいつつ、先方の成分のスクリーニングに弊社が協力するというwin-winな関係を目指します。

 

2社目は、某飲料メーカー様です。初回の面談では簡単にどのようなコラボを望んでいるかを話しました。2回目にはもっと踏み込んだ内容で、先方から具体的な共創案が提示されました。弊社との共創の実現を優先事項とし、そのためにはどういった戦略がベストなのかについていくつかご提案をいただいています。こちらも弊社の独自スクリーニング技術に注目されています。

 

3社目は、某食品メーカー様です。こちらは食品を通した健康的な生活の実現を掲げられており、こうしたイノベーションへの真摯な情熱を感じました。

弊社のリソースは健康食品の素材として使えますが、最適化して医薬品にフェーズアップする可能性もあります。それを念頭に置いて医薬品への展開も見据えた秘密保持契約も含めてお話しさせていただいた結果、まずはもうすぐ公開される特許の内容を見て 、そこから次に進んでいきましょうということになりました。

 

4社目は2社目と同じく飲料メーカー様です。グループ会社の中で弊社事業と関連があるメーカー様をご紹介いただき、共創に進むべく話をしています。実は飲料メーカー様の方でも、窓口の方や上層部の方々の中には「ぜひコラボすべき」という意見もあったようですが、実現のためのリソースをどうするべきかという課題があり、現状では難しいという結果に至りました。その後、広くグループ企業に呼びかけていただき、興味を持ったメーカー様がお声がけしてくれたということです。面談では健康食品の研究所のトップの方もご出席いただき、真剣な話し合いができました。先方はこれまで治療や予防が難しかった特定の疾患に効く弊社の有効成分に特にご興味を持たれたとのことでした。

 

5社目とは医薬品開発に向けた資金確保について、クラウドファンディングによる資金調達の話し合いを進めています。こちらの企業様は先方からコンタクトしていただき、独自の創薬システムを持つ弊社の強みを活かした資金調達について最初から踏み込んだお話をさせていただいております。

 

ーー5社も共創が進んでいるんですね。実際にAUBAをご利用されてみてのご感想はいかがですか?

 

素晴らしいサイトだと感じています。弊社はエントリープランに加入しており、オンラインコンサルの方のサポートを受けていますが、初回にお話したときにものすごく勉強になることが多かったです。また、オンラインコンサルの方に紹介いただいた企業様の中には、自分では考えていなかったような業種の企業もあり、そういう企業様と面談でつながることができたのは意外でした。業界の動きを正確に伝えてくださっているということだと思います。こういう情報が得られるのはありがたいですね。

弊社のPRページの改善提案もしてもらったことがありますが、それによって閲覧履歴が跳ね上がりあっという間に100社を超えました。その影響で企業様の反響が大きく変化したのにも驚きました。

 

ーー最後に今後の展望をお伺いできますか?

現在注力すべきは短期事業による利益獲得だと考えています。そのためには信頼できる共創パートナー様と手を組み、確実に事を進めることが大切です。また、それによって得た利益を迷いなく創薬の方へ投入することも大事です。共創で得た利益では足りないということも十分考えられますので、先に紹介したクラウドファンディングのほか地銀や助成金、あとは創薬に特化したVCからの資金調達も考えています。現在研究開発は東北大学で行っているのですが、大学病院の支援も受けて最終的には今から7~8年後を目途に、臨床試験のフェーズ2b※を突破したいですね。それを突破すれば承認が見えてくるし、目指すべきマイルストーンかなと思います 。それまで7~8年は息つく間もなく走り続けるしかないですし、とにかく今できることをやり続け、結果的に振り向いたときに「よくここまで来たなぁ」と思えるまでになりたいと思っています。

 

※フェーズ2b:治験薬が健康な人ではなく、初めて患者に使われる段階のことで、プラセボ(偽薬)より有効性が高いことを証明し、最適な用量(至適用量)を探し出すことが目的の段階のこと。

 

ーー貴重なお話ありがとうございました!

 

※※今回ご紹介した企業にご興味頂いた方は是非以下よりコンタクトが可能です※※

【スカイファーマ株式会社】

https://auba.eiicon.net/projects/26083

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【共創状況報告にご協力頂いた方へ、メッセージチケットプレゼント!】

AUBAでは実際に他社様とお会い頂き、提携検討フェーズに進まれている方を対象に、共創状況のヒアリングをさせて頂いております。

提携に向けて2回目の商談が決まった!という段階から、実証実験に向けて進んでます!等、お聞かせ頂ける範囲でお答え頂けますと幸いです。

https://inquiry.eiicon.net/l/864992/2020-12-08/27g2gq

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AUBA活用についてお困りの方は是非オンラインコンサルタントにご相談ください!

現在、サブスクリプションプランに含まれる個別面談を初回無料で受けることができます。

例えば、

・改めてAUBAの基本的な使い方を教えて欲しい

・どのようにメッセージしたら返信が返ってくるのか

・希望に合う企業を紹介してほしい

など、ご相談をお受けすることが可能です。

 

この機会にぜひご活用ください。

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■個別面談の詳細

面談方法: オンライン

※無料で登録不要のオンライン会議ツールを使用します。

面談可能日時: 平日 11:00~18:00

所要時間:30分程度

お申し込み方法:以下URLより、ご希望のお時間をご選択くださいませ。

https://eiiconcs.youcanbook.me

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谷口真穂eiicon company

AUBA運営事務局にてカスタマーサクセスを担当しています!
皆様のAUBA活用に役立つ情報をお届けしてまいります

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