自動たこ焼き調理ロボットを開発する「コネクテッドロボティクス」が、8.5億円の資金調達を実施
「調理ロボットサービス」を開発するコネクテッドロボティクス株式会社(以下、コネクテッドロボティクス)は、グローバル・ブレイン株式会社をリードインベスターとして、シリーズA投資ラウンド における約8.5億円の資金調達を完了したと発表した。同社は、シードラウンドで既に約1億円の資金調達を完了しており、今回の資金調達とあわせて総額約9.5億円の資金調達を行うこととなる。
■コネクテッドロボティクスの特徴
コネクテッドロボティクスは、「調理をロボットで革新する」をテーマに、飲食店のキッチンでの調理に特化したロボットサービスの提供を行う企業だ。「製造業でのロボット製品開発経験から培われてきたロボット制御のノウハウ」と「ディープラーニングを活用したセンシングと学習技術」の組み合わせでロボットを知能化し、キッチンで働く人々の仕事をサポート、「働く人と食事をする人の両方に喜びを提供するロボットサービス」の開発を進めている。
現在、同社ではディープラーニングの活用により、たこ焼きの調理具合を判定し、人間のように調理することができる自動たこ焼き調理ロボットサービス「Octo Chef」や、自動ソフトクリームロボットサービス「レイタ」を販売している。
今後、自動食洗機ロボットサービス「Dish Washing System」や、コンビニ向け「Hot Snack Robot」、自動朝食調理ロボットサービス「Loraine」の製品化に向けて研究開発を加速させていく。今回の調達資金は、そういった新ロボットおよび新ロボットサービスの開発にあてるほか、マーケティング強化による販路拡大や、優秀な人材の獲得にも活用するという。
■今回の引受先と各社のコメント
【グローバル・ブレイン株式会社 : 代表取締役社長 百合本安彦氏】
この度コネクテッドロボティクス社の高度な調理ロボット開発技術と高い市場性を評価し、出資を決定いたしました。飲食業界等が抱える人材不足に貢献すべく、同社の事業成長を支援していきたいと考えております。
【Sony Innovation Fund: シニアインベストメントマネージャー 北川純氏】
コネクテッドロボティクス社は飲食業界における労働力不足という大きな社会課題の解決に向けて、経営チームが有するテクノロジーと業界知見を合わせたハイブリッドモデルによる「地に足のついた」ソリューションを提供できるスタートアップであると認識しています。世界を目指す同社のさらなる成長と、飲食業界に関わるステークホルダーの方々に対して画期的な体験がもたらされることを期待しております。
【東京大学協創プラットフォーム開発株式会社: パートナー 福島彰一郎氏、パートナー 水本尚宏氏】
近年、既存産業×テクノロジーで新規事業が次々と生まれていますが、コネクテッドロボティクス社は飲食産業×ロボット×AIと3つの要素が組み合わさったチャレンジングな会社です。この取り組みを東大など様々なアカデミアの知見を組み合わせて実現しようとするアプローチと、日本食を世界に届けるという大きなビジョンに共感し、支援を決定致しました。
【500 startups Japan (現Coral Capital): マネージングパートナー 澤山陽平氏】
コネクテッドロボティクス社の最初の投資家である私たちも、調理をロボットで革新する彼らのビジネスがこれほど早く立ち上がり始めていることに驚きを隠せません。これはきっと沢登さんのもとに優秀なチームが集まり続け、さらに多くの大企業を巻き込むことができた結果だと思っています。彼らが日本の飲食業界を革新し、そしてさらに近いうちにグローバルにも広がっていくことにワクワクしています。今回加わっていただいた心強い投資家の方々と引き続き全力で応援していきます!
【31VENTURES Global Innovation Fund:ベンチャー共創事業部長 菅原昌氏】
ららぽーとなどの商業施設では、飲食店舗などの人手不足が喫緊の課題となっております。コネクテッドロボティクス社の開発する技術が課題先進国である日本にて開花し、世界中に展開されることを期待しサポートさせていただきます。
なお、同社はIBM BlueHub第4期採択企業であり、自動たこ焼き調理ロボットサービス「OctoChef」には、Watsonの画像認識APIが用いられている。
※関連リンク:プレスリリース
※関連記事:【IBM BlueHubのインキュベーション・プログラム第5期募集開始!】プログラムを終えた第4期採択企業2社が登場。事業をスケールさせた、IBMやVCによる独自メンタリングとは?
(eiicon編集部)