順天堂大学 | 附属6病院の臨床力を活用したオープンイノベーションプログラム「GAUDI」を開始
順天堂大学は、革新的医療技術開発研究センターが中心となって、2019年7月1日より新たな医療技術の実用化を目的としたオープンイノベーションプログラム「GAUDI :Global Alliance Under the Dynamic Innovation」をスタートすると発表した。
■GAUDIとは?
GAUDIは、開発シーズを持つ学内外・国内外の研究者、企業に対して、臨床試験(特定臨床研究や医師主導治験等)や検証実験のフルサポートを行うプログラムだ。GAUDIを利用する個人や団体は、順天堂の誇る大規模臨床プラットフォーム(※1)を活用できると同時に、順天堂大学の医師及び医療従事者と協働で、開発を推進することができる。
また、運営事務局には、学外のシンクタンク、CRO(開発業務受託機関)、弁理士が参加する。それぞれの領域のエキスパートと連携することで、資金調達、製品化・事業化までワンストップで支援する体制を構築している。これらの支援を通じて、同プログラムでは、革新的な医療技術の早期社会実装を目指していくという。
※1:「順天堂の誇る大規模臨床プラットフォーム」とは?
順天堂医院を中心とする6附属病院全体の病床数は3,400床以上。年間の外来患者数300万人超、入院患者数100万人超、難病・希少疾患の患者さんの数も15,000名以上に上り、大学病院の「臨床力」としては国内トップクラス。
■GAUDIの特徴
GAUDIの特徴は、“新たな医療技術の社会実装(実用化)”という目的実現に向け、それぞれの研究者、企業に必要な支援をオーダーメイドで提供することだ。GAUDIには、再生医療、医療機器、医療AI等の研究開発支援実績を持つエキスパートが在籍しており、研究者、企業の目的に合わせて、研究開発構想の立案支援、学内各部門への橋渡し、組織の枠を越えた密接な研究開発体制の構築を行う。利用者に寄り添ったプロジェクトマネジメントでゴールまで伴走していく。
<GAUDIの研究開発支援サービス>
(1)臨床現場と研究者・企業をつなぐ場、「クリエイティブ・ラウンジ」の提供
(2)研究開発支援コンシェルジュサービス(6附属病院を活用した医師主導治験・検証実験等のプロジェクトマネジメント)
(3)個別プロジェクトに対する公的資金、ファンド等民間資金の調達支援サービス
(4)オール順天堂&GAUDI事務局連携企業による、研究開発構想立案から製品化・事業化までワンストップの支援サービス(ハンズオンマネジメントサポート)
なお、本プログラムを開始するにあたり、2019年7月22日(月)に「キックオフシンポジウム」を開催するという。参加を希望する個人・団体は、以下のページより予約を受付中だ。
https://gaudi-juntendo.jp/
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)