介護現場でのAI搭載型ロボットの実用化に向け、オリックス・リビングと米国Aeolus Roboticsが提携
オリックス・リビング株式会社(以下、オリックス・リビング)は、Aeolus Robotics Corporation(以下、Aeolus)とコンサルティング契約を結び、AI(人工知能)搭載型サービスロボット「アイオロス・ロボット」の導入に向けた実証試験などを行うことを明らかにした。
■AI搭載型サービスロボット「アイオロス・ロボット」の概要
「アイオロス・ロボット」は、高度なAIセンサーを搭載し、さまざまな機能を備えた自律型ヒューマン支援ロボットだ。空間認識機能および物体検知能力による周辺の環境地図の作成と自律走行が可能で、2本のアームを使用し物品の運搬をすることができる。
<想定機能(例)>
■実証実験の概要
今回の提携により、オリックス・リビングが介護施設運営で蓄積した知見や課題解決のノウハウをAeolusに提供し、実際の活用シーンに即したユーザビリティの向上を共同で行う。具体的には、介護施設の構造や設備を踏まえたロボットの性能評価と機能の向上、介護スタッフによるスマートフォンやタブレット端末を用いた操作性の確認、そして、ロボットに代替可能な業務の洗い出しと実行に向けた検証などを想定している。
介護従事者の日常的な業務の一部をロボットが担うことにより、「人の手による介助」の時間を増やし、入居者への介護サービス向上へつなげていく狙いだ。オリックス・リビングとAeolusは、2社のもつ力を掛け合わせ、介護ロボットの開発・技術支援を通じて、介護現場への普及を推進し、高齢者の暮らしの質の向上に努めていくという。
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(eiicon編集部)