シスコ、宇宙ベンチャー企業などとオープンイノベーションを目指す拠点を日本橋に開設
シスコシステムズ合同会社は、4月18日、宇宙ベンチャーや異業種企業との交流でオープンイノベーションを加速し、製品、ソリューション、サービス開発を早いサイクルで実現させることを目的としたシスコイノベーションハブを開設した。
同施設は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)やSpace BD株式会社など宇宙ベンチャー企業のオフィスも入居する宇宙ビジネス拠点X-NIHONBASHI(クロスニホンバシ)内に開設し、異業種企業との協業を積極化し、新たな発想、知識、技術とのコラボレーションの可能性を探る。
昨今、宇宙ビジネスは世界的にも大きな注目を集めており、日本政府は、宇宙産業を日本の経済・産業の革命の旗手と位置づけ、ビジネス視点で宇宙に主軸を置いた「宇宙産業ビジョン 2030」を発表した。これにより、従来宇宙ビジネスに関わりが無かった異業種からも、宇宙ベンチャーへの投資・提携や新規事業として宇宙ビジネスに参入する動きが活発化している。
同施設においても、衛星を利用して宇宙から届くデータを使って地上の社会課題を解決するビジネス創出を目指していく。シスコがこれまで取り組んできた地上の人、モノ、コトをつなぐ活動を宇宙へと広げることでで、さらなるイノベーションが期待される。
イノベーションハブは、東京をはじめグローバルですでに14拠点で運営しているCisco Co-Innovation Center(シスコイノベーションセンター)の新しい拠点として、新しい事業の共創、新しいエコシステムの構築、未来に向けた人材協力などに注力した取り組みを進めていくという。
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(eiicon編集部)