【イベントレポート】ASAC運営受託者(有限責任監査法人トーマツ)主催の大企業ピッチ、今回はHR業界特集に参加してきました。
こんにちは。eiicon cofounderの中島です。
10月21日にASAC運営受託者(有限責任監査法人トーマツ)が主催した大企業ピッチに参加して参りました!
ASAC:青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)は、創業予定者や創業間もないスタートアップ企業をアクセラレートすることにフォーカスしたインキュベーション施設で、東京都からの委託を受け、有限責任監査法人トーマツが運営しています。
■今回のテーマ:
今回は「大企業ピッチ」がテーマ。大企業がベンチャー企業に向けて提携を希望する製品・技術等のピッチを行い、デモ・展示会、質問等を通じて、相互の理解を深め、win-winの提携を目指すものです。
今回は“HR特集”で、 株式会社インテリジェンス・ゼネラルマネージャー片岡氏、株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー・マネージャー麓氏と吉野氏、ディップ株式会社・マネージャー木村氏の4名が登壇。一方で、ベンチャー企業は、合計約20社程度参加していました。
<株式会社インテリジェンス>
LINE社やNewsPicksを運営するユーザーベース社、ベネッセ社等、今までも一定数の提携や、事業投資も行ってきた。しかし、更に事業成長を加速させる為に、オープンイノベーションを促していく。 まずは「一緒にやってみる」精神で、トライ&エラーをしながら、検討していきたいという意向でした。
<株式会社パソナ パソナキャリアカンバニー>
創業40周年、レガシーな部分が多いと自身で語る同社。それ故に、オープンイノベーションを推し進め、スタートアップと協業しながら、 イノベーションを起こしていく意気込みを感じました。 実現したい事はやはり、「HR×○○」。HRをメインにイノベーションを思考していました。 同社のweb開発チームのパイオニアである吉野一也氏を中心に、 エンジニアチームも急速に拡大しているとのことで、今後の展開に期待です。
<ディップ株式会社>
2020年のオリンピックイヤーまでに業界No.1となることを目指す同社。「次世代ツクリンピック」というキャッチ―なタイトルのプレゼンを行っていました。 その言葉通り、同社一丸となって新規事業創出に向けた取組みをスピード感もって推進しており、求人メディアの運営で培った豊富なリソースや、資金・業務提携、同社内での新規事業創出の取組への本気度を参加者にアピールしていました。
■最後に:
eiiconを展開する弊社・インテリジェンスも含めてですが、やはり社長や役員等の決裁者が参加しておらず、どのような取り組みをスタートアップ企業と一緒にしたいのかが明確になっていないケースが見受けられました。
この状況では、大企業に対して興味は持つものの、スタートアップ企業としては実際の協業イメージが付きづらく、 オープンイノベーションの障害になっているのではと感じさせられました。私も人材業界に所属している身であるが故、 まずはこの業界からスタンスを変えていかなければいけないと強く感じた一日でした。
■執筆者: eiicon cofounder 中島大志
株式会社インテリジェンスにて、同社コア事業である人材紹介事業部にて小売・不動産・コンサルティング業界などのサービス業向けの法人営業を経験。特に、中小企業やスタートアップの採用支援に従事。eiiconの立ち上げメンバーとして主に法人集客とサービス企画に携わる。