ニアミー、秋田市・住友商事と連携し初の“貨客混載”AIオンデマンド運行を開始。地域移動と買い物利便性を両立
モビリティ領域で社会課題解決に取り組む株式会社NearMeは、秋田県秋田市および住友商事株式会社と連携し、「秋田市マイタウン・バス北部線」において、AIオンデマンド運行と貨客混載を組み合わせた実証運行を開始したことを発表した。
同社にとって、乗合配車システムを活用した“貨客混載”への技術提供は初の取り組みとなる。
背景と目的:人口減少地域における「移動」と「買い物」の課題を同時解消
実証の対象となる秋田市北部7地区(人口約5万人)は、日常の移動をコミュニティバスに頼る郊外地域だ。従来の定時定路線運行では「使いたい時間に使えない」といった課題が存在していた。
一方、同地域でネットスーパーを展開する株式会社ナイスにとっても、効率的な配送体制の構築が求められていた。
本取り組みは、住友商事が秋田市より受託した事業の一環(プロジェクト名:「Mile One」)として実施。ドライバー不足や人口減少が進む地域において、1台の車両で「人の移動」と「生活物資の輸送」を束ねることで、地域交通の維持と買い物利便性の向上を同時に検証する。
運行の仕組みと取り組みの特長
利用者は電話や公式LINEから乗降場所・時間を指定して手軽に予約可能。乗客の移動最適化だけでなく、貨物輸送も同一のAIエンジンで管理する。
・乗客輸送とネットスーパー配送の統合: 当日午前に確定したネットスーパー商品を車両に積み込み、乗客の乗車を妨げない時間帯やルートで注文者の自宅へ届ける。
・柔軟なオンデマンド運行: 定時定路線から予約型(7:00〜19:00)へ転換し、利用ニーズに応じた柔軟なルーティングを実現。
今後の展開
本実証運行は2026年10月1日から2027年3月31日まで実施される。
ニアミーはこれまで培った独自のAI配車最適化技術を「人の移動」から「物流」へと拡張し、秋田市や運行事業者と連携しながら、持続可能な地域交通インフラモデルの構築を目指していく。
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(TOMORUBA編集部)