1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. 東京海洋大発スタートアップのさかなドリーム、世界初の養殖魚「夢あじ」を館山市ふるさと納税返礼品に出品
東京海洋大発スタートアップのさかなドリーム、世界初の養殖魚「夢あじ」を館山市ふるさと納税返礼品に出品

東京海洋大発スタートアップのさかなドリーム、世界初の養殖魚「夢あじ」を館山市ふるさと納税返礼品に出品

  • 16224
1人がチェック!

東京海洋大学発スタートアップの株式会社さかなドリーム(千葉県館山市)は、世界初の養殖魚「夢あじ」を千葉県館山市のふるさと納税返礼品として出品する。申込受付は2026年2月28日から3月14日まで。出荷は3月19日以降、順次行われる予定だ。

返礼品の内容は、250〜300gの「夢あじ」丸ごと2尾(冷蔵便)で、寄付金額は8,000円。出品数は計25個(50尾)限定となる。(掲載ポータルは「さとふる」「楽天ふるさと納税」「ふるさとチョイス」「ふるなび(2月28日公開)」。)

“幻の魚”から生まれた新たな養殖魚

「夢あじ」は、市場にほとんど流通しない“幻の魚”カイワリと、南房総産の金アジ(マアジ)を掛け合わせた新魚種だ。開発の中心を担ったのは、共同創業者であり東京海洋大学教授の吉崎悟朗氏。豊洲市場の仲買人から高い評価を受けながらも、漁獲量が不安定で養殖も難しいカイワリに着目し、「天然信仰を超える圧倒的に美味しい養殖魚」を目指した。

養殖技術が確立しているマアジを片親に用いることで、カイワリ由来の濃厚な旨味と、金アジ特有の上質な脂ノリを併せ持つ魚が誕生した。それが「夢あじ」である。

白身のトロと称される味わい

夢あじの最大の特長は、その味わいだ。口にした瞬間に広がる旨味と脂のバランスは、“白身のトロ”と表現される。品質を左右する飼料には、一般的なアジ科向けではなく、クロマグロ用の高品質飼料を採用。さらに出荷時には一尾ずつ丁寧に血抜きを施すなど、流通の最終工程まで品質管理を徹底している。

その完成度は、国内外の一流料理人や豊洲市場の仲買人からも高い評価を受けており、刺身や寿司はもちろん、焼物や煮付けなど幅広い調理法で楽しめるという。

荒波が育む身質――富浦湾での養殖

夢あじは、先天的に繁殖能力を持たない「一代限りの養殖魚」だ。仮に自然災害などで生け簀から逃げ出した場合でも、自然界で増殖することはなく、野生種との交配も起こらない設計となっている。品種改良による美味しさの追求と、生態系保全の両立を図る新たなモデルとして、業界からも注目を集める。

館山市の森正一市長は、「味わいの追求と環境配慮を両立した新しい水産のかたち」と評価。地域の研究機関、事業者、行政が連携することで、持続可能な水産業の未来を切り拓く取り組みだとコメントしている。

地域ブランド確立へ向けた一歩

館山市発の新たな水産ブランドとして、ふるさと納税を通じ全国へ届けられる「夢あじ」。寄付という形で地域経済に貢献しながら、次世代型養殖の可能性を体験できる機会となる。

設立から間もないスタートアップが、大学発技術と地域資源を掛け合わせて挑む“世界一旨い魚”づくり。25個限定という希少性も相まって、早期完売が予想される。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント1件