成田国際空港株式会社×SJOY、“衣類専用自動圧縮機”の実証実験を実施 旅先で増える荷物問題の解決へ
成田国際空港株式会社は、株式会社SJOYと共同で、衣類専用自動圧縮機の実証実験を実施する。期間は2026年1月13日から1月15日までの3日間で、実施場所は成田空港第2ターミナルおよび第3ターミナルで行われる。
本実証は、成田空港が推進するイノベーション創出の一環として行われるもので、旅行や出張の帰路で多くの利用者が直面する「荷物がスーツケースに収まらない」という課題の解決を狙う。
近年、訪日・出国需要の回復に伴い、空港利用者の多様化が進む中、利便性向上や体験価値の向上は空港運営における重要なテーマとなっている。今回の取り組みは、そうした文脈の中で、空港という“移動の結節点”ならではの課題にテクノロジーで応える試みだ。
洋服が手のひらサイズに——「Pocket Tips」がもたらす新体験
実証で検証されるのは、衣類専用自動圧縮技術を活用したサービス「Pocket Tips(ポケットチップス)」。Tシャツやセーターなどの衣類を専用の機械に投入することで、約1分という短時間で手のひらサイズまで圧縮できるのが特徴だ。
これにより、旅先で購入したお土産や増えてしまった荷物のために、スーツケース内のスペースを確保することが可能となる。
特に、チェックイン直前や保安検査前など、時間に追われがちな空港利用シーンにおいて、簡単かつスピーディに利用できる点は大きな利点だ。利用者にとっては、追加の荷物を減らせることで、手荷物料金の抑制や移動時のストレス軽減にもつながる可能性がある。
利用者体験を起点に新たな空港サービス創出を目指す
今回の実証実験では、実際の空港利用者による操作性や利便性、ニーズの検証を行い、今後の本格導入やサービス展開の可能性を探る。
成田国際空港としては、単なる設備導入にとどまらず、利用者体験の向上を起点とした新サービスの創出を通じて、空港の付加価値を高めていく考えだ。
旅行者の行動や価値観が変化する中、空港は「通過点」から「体験の場」へと進化を求められている。衣類専用自動圧縮機の実証は、その象徴的な一歩として、今後の展開が注目される。
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(TOMORUBA編集部)