共創支援事業を行う株式会社Party、WAmazingへ出資・共創を開始 地方創生×訪日観光DXで新たな経済圏を創出へ
共創支援事業を行う株式会社Partyは2025年11月19日、同社の展開する「同志ファンド」事業の一環として、訪日外国人向け観光プラットフォームを運営するWAmazing株式会社への出資と共創を開始したと発表した。
今回の取り組みは、Partyが掲げる理念「想いはあるが障壁を抱える熱狂的な原石を支援する」を体現するもので、地域資源・文化・観光産業を起点とした新たな観光経済圏の創出を目指す。なお、出資額・比率などの詳細は非公開となっている。
地域観光DXを推進するWAmazingとの連携背景
WAmazingは、「インバウンドを起点とした地方経済の再興」を掲げ、宿泊・交通・体験・購買をワンストップで提供する観光DXプラットフォームを展開。訪日客の消費額が約8.1兆円に達した2024年以降、地方経済におけるインバウンドの存在感は急速に高まっている。
一方のPartyは、共創拠点「coen(コーエン)」を核に自治体・企業・学校などを巻き込み、地域文化の再編集や観光企画立案、国際交流プロジェクトを手がけてきた。両社は「地域資源を世界へ届ける」という共通目的のもと、今回の協業に合意した。
共創領域 観光・文化・行政の三軸で推進
連携においては以下の領域で具体的な共創が進められる。
地方自治体と連携した観光・ツーリズム施策の推進
伝統文化・体験資源の発掘と観光化
国際人材・訪日客との交流創出
行政案件における共同受託・提案体制の構築
「coen」を拠点としたイベント・地域交流の実施
両社は、観光DXと地域共創の実装により、「観光 × 文化 × 共創」が循環する新しい地域経済モデルの形成を目指す。
経営者コメント
株式会社Party 代表取締役 葉倉歩氏:
「訪日観光は地域の文化や暮らしを世界とつなぐ入口。WAmazingとの取り組みを通じ、観光ではなく“共創”から地域価値が再編集される仕組みを実装したい」
WAmazing株式会社 代表取締役 加藤史子氏:
「インバウンド市場は地方創生に直結する産業。Partyとの共創により、地域と世界の交差点となる新しい観光文化をつくりたい」
共創開始後は、地域資源の再編集と行政・企業との共同実装を段階的に進める予定。両社は今後、自治体・企業・研究機関・文化団体など、同取り組みに賛同する共創パートナーを広く募集する方針だ。
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(TOMORUBA編集部)