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JR東日本ローカルスタートアップファンド×スタートアップ企業が農水産イノベーション拠点「浪江未来ファーム」設立

JR東日本ローカルスタートアップファンド×スタートアップ企業が農水産イノベーション拠点「浪江未来ファーム」設立

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JR東日本ローカルスタートアップ投資事業有限責任組合(以下「LSUPファンド」)、株式会社プラントフォーム、および株式会社ARKは、福島県浪江町における地域産業の創出と持続可能な地域社会の実現を目的に、新会社「浪江未来ファーム株式会社」を設立した。

浪江未来ファームは、プラントフォームが有するアクアポニックス技術と、ARKの陸上養殖技術を融合し、農水産物の統合生産を推進。循環型社会の実現と地域雇用の創出を目指し、一次産業を核とした地産地消および地域交流拠点の形成に取り組む。

設立背景と目的

福島県浪江町は、東日本大震災および原発事故を経て、いま「再び産業が芽吹く町」への挑戦を続けている。かつて避難を余儀なくされた町は、避難指示の解除後、着実に人々の帰還と地域産業の再興が進み、持続可能な地域づくりと産業の再構築に取り組んでいる。地域の新たな可能性を切り開くべく、LSUPファンドとスタートアップ企業が連携し、浪江町において持続可能な一次産業の新しいモデルづくりに挑む。

・商号:浪江未来ファーム株式会社

・所在地:福島県双葉郡浪江町

・代表者:代表取締役 柴田 裕

・資本金:100万円

・事業内容:陸上養殖・植物工場の事業運営、食品加工製造、物販・飲食店の運営など

・生産予定:陸上養殖「クエタマ」等、アクアポニックス「チョウザメ、葉野菜」等

・操業開始:2026年秋頃予定

※アクアポニックスとは、魚の養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた持続可能な農業手法

※サムネイル画像が施設のイメージ

出店情報:復興なみえ町「十日市祭」

浪江未来ファームは、浪江町で開催される伝統ある秋祭り「十日市祭」に出店し、浪江駅で育てた“クエタマ”などの初出荷商品を販売する。

1.開催日時:

2025年11月22日(土)9時30分~16時00分、11月23日(日)9時30分~15時00分

2.場所:

福島県浪江町権現堂新町 ※JR常磐線浪江駅より徒歩5分

[詳細] なみえ町十日市祭2025年

3.出店内容:

(1)浪江駅で成育した“クエタマ”を初出荷

JR常磐線浪江駅の陸上養殖システムにて、2025年4月から“クエタマ”の稚魚を放流し、成育してきた。今回初出荷し、「クエタマあら汁」を数量限定で販売する。

※“クエタマ”とは、ハタ科の高級魚クエと、成長が極めて早いハタ科大型魚のタマカイを人工的に交配して生まれたハイブリッド魚

▲クエタマ

(2)アクアポニックスで成育した「チョウザメ」商品

「チョウザメ」は脂がのりすぎず上品で、クセがない身は、高級白身魚としてヨーロッパでは古くから愛されてきた。今回「チョウザメのアヒージョ」等を数量限定で販売する。

▲チョウザメのアヒージョ

今後の展望

浪江未来ファームは、地域資源を生かした持続可能な一次産業モデルを構築し、福島県浪江町をはじめとする地域の復興と産業振興を推進する。将来的には、食育・観光・雇用を組み合わせた新たな地域経済圏の形成を目指し、「地域共創」の実践モデルとして展開していく。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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  • 眞田幸剛

    眞田幸剛

    • 株式会社eiicon
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