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外回り営業のDXを推進するSaaSスタートアップ UPWARD、約11.7億円の資金調達を実施

外回り営業のDXを推進するSaaSスタートアップ UPWARD、約11.7億円の資金調達を実施

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外回り営業のDXを推進するSaaSスタートアップ、UPWARD株式会社は、2025年7月1日、約11.7億円の資金調達を実施したと発表した。今回の調達は、RJバリューPlus 1号投資事業有限責任組合(株式会社ジェイ・グロース運営)、NVCC10号投資事業有限責任組合(日本ベンチャーキャピタル株式会社運営)、およびSalesforce Venturesを引受先とする最新ラウンドの1stクローズによるものである。

この資金により、フィールドセールスに特化したAI機能の開発を一層加速し、業界別の課題に最適化されたソリューションパッケージの展開を進めていく方針だ。

フィールドセールスを変える、位置情報×AIの力

UPWARDは、スマートデバイスと位置情報技術、AIを組み合わせた「セールスエンゲージメントサービス」を提供している。営業担当者の移動・訪問・接点記録を自動化し、活動履歴の正確なトラッキングと新たな顧客接点の創出を可能にする。これにより、フィールドセールスはより本質的な「顧客との対話」に集中することができ、営業の質と効率の双方を高めることが可能になる。

特に注目されているのが、UPWARDが特許を保有する「高度なジオフェンシング技術」だ。訪問先周辺に到着すると自動的に営業記録が開始されるなど、現場の煩雑な入力業務を極限まで減らし、アクティビティの可視化とデータ蓄積を両立している。

導入企業は400社超、業界特化のソリューション展開へ

UPWARDのサービスは、すでに400社を超える企業で導入されており、製造業・不動産・医療など、現場での顧客対応が重要な業界で特に高い評価を受けている。今後は、特定業界に向けて最適化されたソリューションパッケージの開発を進め、より深い課題解決に対応していくという。

「フィールドワーカーの創造性を引き出し、企業と社会の成長を加速させる」というパーパスを掲げるUPWARDは、営業のデジタル変革にとどまらず、働き方そのものを進化させるプラットフォームとしてのポジションを確立しつつある。

営業の「ラストワンマイル」に革新を

訪問営業や現場対応といった「オフライン接点」を持つ営業スタイルは、依然として多くの業界にとって不可欠なチャネルである。しかし、従来の営業支援ツールではそうしたフィールド活動の可視化や最適化には限界があった。UPWARDはそのギャップを埋めるサービスとして、営業の「ラストワンマイル」のDXを担う存在となっている。

新たな資金調達を機に、UPWARDはAIによる営業活動の革新と業界ごとの深いニーズへの対応をさらに推し進める。今後の展開に、業界内外からの注目が集まる。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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