
シリーズBで累計8億円超を調達。営業支援のプロ・ブレーンバディ、地方展開とプロダクト開発に本格着手へ
営業支援を中心に事業を展開する株式会社ブレーンバディは、シリーズBラウンドにて第三者割当増資を実施した。今回の資金調達は、ユナイテッド株式会社、Spiral Innovation Partners、SMBCベンチャーキャピタル、静岡キャピタル、OKBキャピタルの5社を引受先とするもので、これにより累計調達額は8億円を突破。営業支援事業の深化、地方拠点の新設、自社プロダクト開発を加速させる。
重点投資領域
ブレーンバディは、今後の成長戦略として以下の三つを掲げている。
営業支援事業の強化:
プロジェクトリーダーの採用や組織体制の強化を通じて、支援先企業のフェーズに応じた柔軟な支援モデルを提供。現場の実行力と成果創出を両立させる体制を築く。
地方拠点の開設:
2025年度中に関西・東海エリアなどでの拠点設置を予定しており、地域密着型の営業支援を実現する。地場企業へのアプローチと雇用創出により、地方経済の活性化にも貢献する構えだ。
自社プロダクトの開発:
2025年度中に関西・東海エリアなどでの拠点設置を予定しており、地域密着型の営業支援を実現する。地場企業へのアプローチと雇用創出により、地方経済の活性化にも貢献する構えだ。
人材支援に加えてテクノロジーを融合させることで、営業現場の生産性をさらに押し上げる。2025年秋のリリースを予定する新プロダクトは、営業判断や行動を支える実践的なツールとして設計されており、同社の強みである“泥臭く現場に寄り添う支援”の再現性を高めるものとなる。
代表からのコメント
代表取締役の大矢氏は、「挑戦したい意志があっても『人が足りない』という理由で動き出せない、そんな場面を数多く見てきた」と語る。急速に進む労働人口の減少に対し、今いる人材の能力を最大限に引き出すことが、企業にとって最大の資源になると同氏は考える。「営業支援の現場から、人とテクノロジーの力でこの課題に挑みたい」と、力強い意欲を示している。
投資家からの期待
今回の出資を通じて、投資家からも期待の声が相次いだ。
ユナイテッドの早川与規氏は、「戦略的な伴走支援と教育・テクノロジーを掛け合わせた独自の営業支援モデルが、既に多くの企業で成果を上げている」と評価。Spiral Innovation Partnersの高尾亮氏も、「営業課題の本質に踏み込み、成果に泥臭くコミットする企業文化が強い武器になる」と語る。
また、SMBCベンチャーキャピタルの大和田佳嗣氏は、営業業務のAI化を視野に入れたプロダクト開発力に着目。「営業の科学」に挑むブレーンバディの取り組みを、グループ全体で支援していく方針だ。
さらに、地方VCである静岡キャピタルやOKBキャピタルからは、地元企業との連携や地方経済への波及効果への期待が寄せられた。
営業支援を再定義する、新たなステージへ
2021年の創業から4年。ブレーンバディはこれまで、上場企業からスタートアップまで、多種多様な営業組織に対して支援を行ってきた。今回の調達を機に、営業支援の枠組みを人材だけでなくプロダクトにまで広げることで、営業支援の再定義に挑む。
営業の現場において、人が“動ける”環境づくりを支えるブレーンバディの次なる一手に、今後も注目が集まるだろう。
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(TOMORUBA編集部)